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「器量のぞみ」と「首吊り御本尊」が入っている
器量のぞみ、器量の悪い女の子に、町の人気者、まじめな商人、若旦那が縁組を望む話。
まさか嘘だろうとあらがうのだけれど、結局若旦那の人柄にひかれ、周りの家族もみんないい人で、でも訳ありで、みんなを幸せにするためには、自分の切り札を捨てないといけない。そんな選択を迫られる主人公。
けなげ! ラブロマンスの王道です!
そして首つり本草、これは、仕事に疲れたときに、読むと、しゃあないか、と明日を迎えようと思える話だった。
双方わたしにとって人生の「明るいモデルケース」でした。
超能力者とその周りの人々の思い
現代物で、超能力を持つ人々が何人か出てくる。
それも万能超能力者ではなく、異質の能力を持つだけに悩みを抱え、周りとうまくやっていけない人ばかり。
本で別世界を追体験するというけれど、この本はホントに「信じてよ、みんなこの人を信じてよ」と感情移入してしまい、手に汗を握りました。
そしてやっぱり小説なのだから、どんでん返しはあるか、本当にこの人は真実を述べているのか、ふと心を揺るがす時もあり。
分厚い本ですがとにかく夢中で読みました。
4位魔術はささやく
引用元: Amazon
それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス大賞受賞作。
コートをつかみ損ねた感触が今も手の中に残っている
トリックは古いかもしれないけれど、書かれた時代を考えて、良しとしてください。
はじめて読んで、こんなに現実的な感触があっていいのか、とあっけにとられながらページをめくりました。
登場人物の感情の揺れに共感させられ、同居家族のひとりひとりの個性も立体的でした。
泥棒の子は泥棒?
この辺りの展開も爽快。いじめる奴には制裁あり!
勧善懲悪で納得させられ、読み終わって「少年」のこの先にエールを送り、そしてもう一度読み直しました。
宮部みゆきの本は、ここから手当たり次第に読みあさりました。
私の宮部みゆきの原点です。
一番好きなぼんくらシリーズの中で一番印象的だった
時代劇だけれど、時代劇の気合がなく読める本でした。弓之助とおでこの絡み合いが大好きで、「ぼんくら」から読んでいました。
美少年で頭がいいけれどおねしょ癖のある弓之助、すらすらと書いた「日暮し」の文字が(実際に本の中に画像がないにもかかわらず)、読み終わっても頭から離れない本でした。
養子に迎えた義父母、佐吉、お徳、みんな生き生きしていて、独語ぼんやりしてしまえる本でした。