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2位孤高の人(漫画)
リアルな描写に引き込まれる
新田次郎の有名小説を現代風にアレンジして漫画化した作品です。
最初はどういう風に話を進めていくのわからず、波長を合わせるのが難しかったのですが、進むにつれてどんどん引き込まれました。
登山でのエピソードが面白いのはもちろんですが、主人公である文太郎の苦悩や葛藤が興味深く、成長譚のようにも読めて面白かったです。リアルな作画のため、自然の美しさや人の醜さ等がより伝わってくる作品でした。ずっと苦悩してきた文太郎だけに、加藤花とのエピソードは胸に来るものがありました。
最後、絶体絶命の流れから、まずまずのハッピーエンドを迎えられ、読後感も良かったです。
おいしそうな山メシ&登山入門書
山メシが主題の作品ですが、低山からアルプスまでいろいろな山が登場して、登山初心者の私にはとても参考になる作品です。登山時の注意点なども書かれており、おいしそうな山メシと共に登山入門書的に楽しんでいます。
主人公の日々野鮎美をはじめ、登場キャラクターも個性的で魅力です。
読んでいて、何故が懐かしい感じがして不思議だったのですが、ある時、細野不二彦さんの画に似ていることに気が付きました。顔色が変わるときや驚いたときなどの表現方法も似ていると思います。アシスタントさんだったのでしょうか?
いずれにしても、とても親しみやすい作風で好きな作品です。
エベレストとの激闘
夢枕獏さんの小説の漫画化作品です。中盤まではミステリーのような感じですが、後半はエベレストとの激闘。描写が繊細で鬼気迫る感じが伝わってきて、一気に読んでしまいました。エベレストへ向かうまでの道程や風習なども描かれていて勉強になりました。
原作が小説だけあり、文字数が非常に多く、漫画にしては1冊読むのに結構な時間が掛かるため、遠出の旅行やキャンプの時などに持って行って読んでいます。
5位ハイジと山男
引用元: Amazon
派遣社員だったハイジは亡き祖父が遺した山小屋を訪ねることに。変わり者だった祖父。そんな彼と一緒に働いていた霧島はハイジの山男(=祖父)のイメージを覆す爽やかな青年。しかしいざ山に登ってみたら厳しくハイジにも容赦がない。ようやく山小屋に着いて安堵するも、そこはハイジの想像を遥かに超えるものだった。「こんなはずじゃ!?」と心の中で叫ぶハイジだが山で見た光景が彼女を変える。ハイジの山小屋修業が始まる!
女性漫画誌の山漫画
女性漫画誌のBE・LOVEコミックスの山漫画です。珍しい女性漫画の山漫画というのに興味を持ち、読んでみたところ面白かったです。
山小屋が舞台で、山小屋での生活や苦労が描かれています。恋愛要素もあり物語として楽しめました。
もう少し続けてほしいと思った作品です。
山岳漫画の金字塔
登山漫画の金字塔と言ってよい作品だと思います。小栗旬さん主演で実写映画化もされたヒット作。この作品を読んで登山に興味を持つようになりました。
北アルプスが舞台になっていて、山々の美しさや恐ろしさが描かれています。主人公の島崎三歩は気は優しくて力持ちを体現したような人物で、どんな危機にも動じない山のような大きな男として描かれており、とても魅力的なキャラクターでした。
最後のエベレストでのエピソードは物議を醸したようですが、実際にあった山岳事故をモチーフにされているそうで、最近のエベレストでの大渋滞などを考えると、かなり早い段階で警鐘を鳴らしていた名作だと思います。