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1位西村寿一
三姉妹
姉のシャルロット、妹のアンとともに小説を出しています。エミリが執筆した「嵐が丘」は、魂が揺さぶられる名作です。英米文学三大悲劇の一つともいわれています。荒々しい描写に背徳行為、複雑な時系列の入れ子構造、語り手の意図せぬ嘘など、絶妙な手法が後世に高い評価を受けますが、発表当時は無名の若い娘の作品というのもあって、不評だったようです。中学生の頃に何度も読み返した、大好きな作品です。
1位京極夏彦
妖怪小説
百鬼夜行シリーズとその派生シリーズ、巷説百物語シリーズにはまりました。基本はワンパターンですが、毎度毎度、奇怪で不思議な事件に引き込まれて飽きませんでした。抒情トリックやどんでん返しなども面白い。盛大に広げ過ぎた風呂敷を畳めるのか?と思いながら読み進めると、見事に伏線回収して納める手腕は素晴らしいです。
ハードボイルドやなあ
ハードロマン、アクション、バイオレンス、伝奇・幻想小説、社会派ミステリ小説、パニック小説、SF小説、動物小説、時代小説、ポリティカル・フィクション、等々、多岐にわたる作品はどれもすごく面白くかった。徹底した取材による、緻密な描写、膨大な情報量にも驚きました。まさしく大衆小説の巨塔でした。