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1位蹴りたい背中
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『蹴りたい背中』(けりたいせなか)は綿矢りさによる中編小説である。初出は『文藝』2003年(平成15年)秋季号。同年8月に河出書房新社から単行本が刊行され、金原ひとみの『蛇にピアス』と共に同年下半期の第130回芥川龍之介賞を受賞した。 周囲に溶け込むことが出来ない陸上部の高校1年生・初実(ハツ)と、アイドルおたくで同級生の男の子・にな川との交流を描いた青春小説。「蹴りたい背中」は一般に「愛着と苛立ちが入り交じって蹴りたくなる彼(にな川)の背中」を指すものと推測されている。 2007年(平成19年)9月17日に日本テレビ系で放送された『あらすじで楽しむ世界名作劇場』にて初めてドラマ化された。
2位関ヶ原(司馬遼太郎)
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『関ヶ原』(せきがはら)は、司馬遼太郎の歴史小説。徳川家康と石田三成の対立を軸に、天下分け目の決戦となった関ヶ原の戦いを描いた作品である。 『週刊サンケイ』誌上で、1964年(昭和39年)7月から1966年(昭和41年)8月にかけて連載された。
歴史小説を読むなら司馬遼太郎
一見若い子にはとっつきにくい感じのある歴史小説ですが、読みやすく解りやすい歴史小説なら司馬遼太郎さん一択です。
私も、叔父に勧められて「関ケ原」を読んだのですが、気が付けばあっという間に上中下巻を読み切っていました。
関ケ原での合戦を舞台に武将たちのドラマが繰り広げられるのですが、濃いストーリーによりどんどんハマっていきました。
2位に選んだ理由として、司馬さんの歴史小説は壮大で奥深い物語にも関わらず、他の小説家に比べ難しい言葉はほとんど出てこないので、初見でもノンストレスで読めるところが素晴らしいと思っております。
3位海辺のカフカ
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『海辺のカフカ』(うみべのカフカ)は、村上春樹の10作目の長編小説。 ギリシア悲劇と日本の古典文学を下敷きにした長編小説であり、フランツ・カフカの思想的影響のもとギリシア悲劇のエディプス王の物語と、『源氏物語』や『雨月物語』などの日本の古典小説が物語の各所で用いられている。20代後半から30代前半の主人公が多い村上小説にしては珍しく、15歳の少年「僕」が主人公で、不思議な世界を自ら行き来しながら、心の成長を遂げていく物語である。また本作は『ねじまき鳥クロニクル』からの暴力、戦争といったテーマが引き継がれており、生々しい残虐なシーンも同様に登場する。
透明度の高い小説家
ノルウェイの森やダンス・ダンス・ダンスなど、そのどれもが代表とされる作品ばかりで、村上春樹さんを好きな方も多いと思います。
その中で、初めて少年を主人公にした海辺のカフカは、主人公のカラーも相まって村上さん独自の透明度の高い作品になっていると感じ選びました。
内容は深く掘り下げて考えられ読み応えがある反面、読んだあとは気持ちがスッキリしていて、さらに文章もスラスラ読めるように丁寧に書かれているので様々な計算をしながら執筆されているのではないかと思うほど引き込まれた一冊です。
4位永遠の仔(小説)
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『永遠の仔』(えいえんのこ)は、天童荒太の書き下ろし長編ミステリー小説、およびそれを原作としたテレビドラマ。 児童虐待などの家庭的な問題から児童養護施設で育った3人の主人公が、弁護士、警察官、看護師となって再会し、それぞれが過去のトラウマに悩まされ、苦しみながら、徐々に助け合いながら生きていこうとする、現代の日本の親子関係の暗部をモチーフにした作品である。
衝撃が走る
冒頭から引き込まれる小説です。おそらくごまんとあるミステリー小説の中でも人間味あふれる物語は「永遠の仔」が一番ではないかと思います。
登場人物一人ひとりのキャラクターがはっきりしており、とても考えさせられる一冊になっています。
5位羅生門(小説)
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『羅生門』(らしょうもん)は、芥川龍之介の小説。『今昔物語集』の本朝世俗部巻二十九「羅城門登上層見死人盗人語第十八」を基に、巻三十一「太刀帯陣売魚姫語第三十一」の内容を一部に交える形で書かれたものである。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描き出した。
すべてのはじまり
皆が学生時代に国語の授業で一度は習ったはずの「羅生門」です。
もちろん、私もですが当時は難しい言葉で道徳を説いている本だな、という印象でした。
ですが、大人になって改めて読んでみると、その物語の意図や言葉の言い回しに勉強になることが多々ありました。
大人だからこそ読んで置いた方が良い一冊ではないかと思います。
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表現力と共感力
綿矢りささんは高校在学中に「インストール」で一躍有名になりました。続いての「蹴りたい背中」は、
おそらく誰よりも大きなプレッシャーの中、芥川賞を取りに行くための執筆に励んだのではないかと察します。
内容はまさに純文学と言える、高校生の恋愛や性に対する興味、悩み、もどかしさなどが等身大で書かれており、読み手も昔を思い出しドキドキしながら読める1冊だと思います。綿矢さんの擬音語や擬態語の使い方が秀逸で、文章がすぐ頭の中で映像化できるので、表現力豊かで素晴らしい作品です。