ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
2位月と六ペンス
引用元: Amazon
『月と六ペンス』(つきとろくペンス、The Moon and Sixpence)は、1919年に出版されたサマセット・モームの小説。画家のポール・ゴーギャンをモデルに、絵を描くために安定した生活を捨て、死後に名声を得た人物の生涯を、友人の一人称という視点で書かれている。この小説を書くにあたり、モームは実際にタヒチへ赴き、ゴーギャンの絵が描かれたガラスパネルを手に入れたという。
芸術家の人生
イギリスの作家サマセット・モームの代表作の一つ
モームの作品は何冊も読みどれをランキングに入れるのか
かなり迷いましたが「月と6ペンス」をあげさせて頂きました。
ゴーギャンをモチーフにした話で芸術家の業を読むことができます。
随所に感じられる作家モームのウィットがクスリとくる。
読みやすいので海外小説を読んだことがない人でもオススメの一冊です。
ジョコンダ夫人を選ぶ理由
ジョコンダ夫人がどなたかご存知でしょか?
多忙のレオナルドダヴィンチが
なぜ名もなき商人の妻(モナリザ)の絵を書いたのか
なぜモナリザがここまで語り継がれているのか
捉え方は様々だと思いますが、
本書を読めば絵画の背景を感じることができ、
皆さんの「モナリザ」を見る目も変わるのではないでしょか。
本書の分類は児童書になるようです
読みやすいので是非読んでみてください。
4位ワインズバーグ、オハイオ
引用元: Amazon
「ワインズバーグ・オハイオ」(英:Winesburg, Ohio)は、シャーウッド・アンダーソンが1919年に発表した小説。 オハイオ州のワインズバーグという架空の町を舞台にした22編の短編からなる。それぞれは独立した短編作品だが、登場人物が他の物語に再登場する相互リンクの要素があり、多くの作品に登場する青年、ジョージ・ウィラードが作品集全体の主人公格である。
「いびつ」な人達の物語。
人間は様々な衝動に左右される。
合理的には説明できない人間の行動を本書では描き出している。
世界の不条理や人間の暗い部分を剥き出しにしていて
誰しもが理解できる不変の文章。
賛否があるかもしれませんが、読んで衝撃を受けた一冊です。
酒に溺れた自由律俳句
「吉村昭が信用したのは自分の眼と耳だけである。
禁欲的なまでに感情を交えぬ文体。余計なフィクションを排除し、
淡々と事実だけを記述する方法。事実こそ小説であると確信し
事実をもってかたらしめるという創作姿勢こそは吉村文学の真髄だった」
吉村昭さんも好きで何冊も読んでいます。「高熱隧道」や「ポーツマスの旗」も良いですがここは海も暮れきるをランキングに入れさせて頂きます。
本書は口語自由律俳句で知られる尾崎放哉の一生。
一流の学校をでて一流企業の要職に就いていたが
酒癖の悪さで職を追われ、妻にも去られて、
寺を転々とし最後に流れついた島で、
金の工面や身の回りの世話をさせ
周りに面倒ばかりかけているにも関わらず
酒癖の悪さで島の人にまで迷惑をかける。
そんな尾崎放哉から生まれる俳句は必見です。
単純なストーリーながら深く考えさせられる一冊。
新婚の夫婦。開始数ページで突然妻が狐になってしまう。
これは妻なのか狐なのか
私は妻を愛しているのか狐を愛しているのかと
徐々に錯綜していく夫。
誰でも考えられそうなテーマから
全ページ引き付けられる文章やストーリー
国、時代を超えても共感できる
著者ガーネットの魅力あふれる一冊です。
私はこの本はかなりオススメしていて自身が開催している読書会でも
何度も紹介しています。