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1位ぼくらの七日間戦争(小説)
引用元: Amazon
1学期の終業式の日のことである。東京下町の中学校の菊地英治ら1年2組の男子生徒達が突如行方不明となる。親たちは懸命に英治らを探すが全く見つからない。実は英治らは、荒川河川敷の廃工場に立てこもって、外にいる橋口純子ら女子生徒と、FM発信機で外にFMラジオを送信する係の谷本聡と協力し、廃工場を日本大学全学共闘会議をまねた「解放区」とし、校則で抑圧する教師や勉強を押し付ける親に対し、反旗を翻していたのだ。だが、1年2組の男子生徒の柿沼直樹は、それに参加する前に誘拐されてしまった。英治たちは廃工場で出会った老人・瀬川卓蔵と共に彼を救出しに奮闘すると同時に、突入してきた教師に様々な仕掛けで対抗する…。
第2弾
「ぼくらの七日間戦争」の続編です。中学生たちは心を入れ替えて1日1一善を宣言するのですが、一善=いたずらの意味でした。そして、ある日飛び降り自殺とみられる先輩を発見し、事件解明に乗り出すというもの。こちらも子供から大人へ抱く疑問が反映されている良い作品です。七日間戦争と併せて読むとより楽しめます。
やっぱりこれは外せない
ぼくらシリーズ第1弾の「ぼくらの七日間戦争」。ベタで申し訳ないですが、1番好きな作品です。工場に立てこもった中学生たちと、子供たちを引きずり出そうとする大人たちとの戦いを描いています。大人を翻弄する子供たちの姿がとにかく痛快で、読む手が止まりませんでした。大人になってから読みましたが、中学生の時に彼らのような仲間たちとこういう青春おくりたかったなとか、腹立つ相手をこれくらいこてんぱんにできたら楽しいだろうなとか思います。