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2位女生徒(小説)
引用元: Amazon
「女生徒」(じょせいと)は、太宰治の短編小説。 1938年(昭和13年)9月に女性読者有明淑(当時19歳)から太宰のもとに送付された日記を題材に、14歳の女生徒が朝起床してから夜就寝するまでの一日を主人公の独白体で綴っている。
現代にも通ずる女子の感覚
この作品は、太宰作品によくあるような私小説ではなく、ある女生徒を主人公とした物語です。
この作品の魅力は、なんといっても女生徒の心理描写。
もちろん時代の違いはありますが、現代でも通用するような思春期の感情をありありと表現しています。
これを昔の、しかも男性が書いているというのが驚きです。女子中高生に読んでほしいです。
読んだ後の爽快な気持ちがよい
この作品は、太宰が甲州の御坂峠にある天下茶屋に滞在しているときの作品です。全体的にゆったりとした内容で、気持ちが縛られることもなく気持ちよく読めます。それでいて太宰らしい心理描写も抜群で、少し斜に構えたような感情を知れます。特に、富士山に関する感想は必読ですね。