【人気投票 1~23位】太宰治の書籍ランキング!みんながおすすめする作品は?
このお題は投票により総合ランキングが決定
生前に数々の名言を残した、日本が誇る天才作家「太宰治」。今回はこれまでに彼が執筆した作品に注目した「太宰治の人気書籍ランキング」をみんなの投票で決定します。作者の遺書とも考えられた誰もが知る小説「人間失格」や、戦後の動乱を生きる4人が破滅へと向かう道のりを描いた「斜陽」、感情豊かな女子生徒の心情を色濃く綴った「女生徒」などの人気作品は何位にランクイン?あなたのおすすめする太宰治の本に投票してください!
最終更新日: 2024/11/16
ランキングの前に
1分でわかる「太宰治」
日本を代表する小説家「太宰治」
太宰治は、1909年から1948年を生きた小説家。自殺未遂や薬物中毒を克服し、戦前から戦後にかけて多くの作品を発表しました。1948年6月13日に東京の三鷹付近にある玉川上水に、愛人であった山崎富栄と入水し、6日後に遺体で発見されました。わずか39年の生涯でしたが、歴史に残る数々の名作を残した、日本が誇る文豪の一人です。
太宰治の著書
太宰治が手掛けた本には、人気作品が多数。代表例は、日本文学史上最大のベストセラー「人間失格」、教科書に掲載され抜群の知名度を誇る「走れメロス」。さらに、日本の昔話をアレンジして再解釈を加えた物語「御伽草子」、戦後ベストセラーとなった小説「斜陽」、執筆中に太宰が死亡した未完の小説「グッド・バイ」など。太宰の小説の特徴でもありますが、自身の思いや経験が色濃く反映された作品が多いです。
ユーザーのバッジについて
太宰治の作品を全作品読んだことがある。
太宰治の作品を15作品以上読んだことがある。
太宰治の作品を5作品以上読んだことがある。
ランキングの順位について
ランキングの順位は、ユーザーの投票によって決まります。「4つのボタン」または「ランキングを作成・編集する」から、投票対象のアイテムに1〜100の点数をつけることで、ランキング結果に影響を与える投票を行うことができます。
ランキング結果
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神話のごとく
非常に短い話ながらも、教科書には必ず乗っており、日本人なら誰もが一度は目にしたことがあるであろう作品で、その簡潔な筋と道徳的な問いは、もはや完成された童話か、伝承されていく神話のようですらあります。
それもそのはず、世界各地に原型となったような類似の伝承が多く残っているそうで。
有名だが実は太宰らしくない作品
この作品は『人間失格』と並んで太宰の代表作といえるものです。
しかしその実、太宰の作風とは少し違い、陰鬱とした表現も少なく前向きな気持ちに溢れています。そのため私個人としては、この作品こそ異端なのではと考えています。
もちろん名作なのには変わりなく、シンプルに人間に必要な心構えを表現してあるため、若い世代に読んでほしい作品です。
友情。
教科書に載っていました。人間の弱さに立ち向かうメロスの葛藤に共感が持て夢中になって読めました。真っ裸で走ってきたという最後の終わり方が太宰治らしくて良いです。友情は何にも変えられないものだと感じる作品です。
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破滅の物語
破滅の物語ですが、非常に美しい。特に没落貴族のお話は昭和の時代背景をもわたしに与えてくれる。札のついていない不良こそ怖いという言葉が印象に残る。悪、と後ろ指さされる人より、いかにも普通に生きている人の方が怖い。それはなんだか分かると思うのである。
報告自分の愛人について書いた1作
太宰治の愛人を下敷きに描かれ、斜陽族という言葉まで生み出した1作です。ある作家と恋に落ちる姉、自身の出自から抜けられない母、そんな2人をバカにするようにして生きる弟などなんだか人間くさいキャラクターが出てきます。基本が真実を下敷きにしているので、なかなかリアルな話です。
報告戦後の美しい話
戦後になりながら東京での生活が苦しくなったため、家を売って伊豆で生活するお話。
直治という青年は麻薬中毒になっている印象的な言葉がある。
尊敬されている人たちは、みな嘘つきで、偽物なの 本で読んでて滅んでてもきれいなところがあったと思った。
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読んだ後の爽快な気持ちがよい
この作品は、太宰が甲州の御坂峠にある天下茶屋に滞在しているときの作品です。全体的にゆったりとした内容で、気持ちが縛られることもなく気持ちよく読めます。それでいて太宰らしい心理描写も抜群で、少し斜に構えたような感情を知れます。特に、富士山に関する感想は必読ですね。
報告富士山が好きになりました。
富士山に色々と文句をつけているけれど、結局のところ富士山が好きでたまらないのではないかと思うと、太宰治の可愛らしさを感じずにはいられません。
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大宰治の初期作品群
"撰ばれてあることの 慌惚と不安 と二つわれにあり"というヴェルレーヌの詩から引用したエピグラフが付されている「葉」が冒頭に置かれた、太宰治の初期作品が集められた短編集です。太宰治の半生は波乱に満ちていましたが、特に大学を中退した頃にそれは集中していると思います。それ故に、この初期作品群は、後年の太宰治の作品とは違ったテイストであり、青春の酸いも甘いも混在した、死に対して開き直ることで逆に生を謳歌したかのような軽妙で沈鬱とした文章を楽しむことができます。特に第一回芥川賞の候補になった「道化の華」はおすすめです。
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本当の私は私以外だれも知らない
太宰作品と言えば、「私のことが書かれているかと思った」と人々に思わせるほど、人間の内面が深く描かれていることで人気を博しています。
その中でもあまりにも有名なタイトルとして、『人間失格』が挙げられます。
この作品は、太宰自身が入水自殺を当時の恋人と図る一か月ほど前に書かれています。波乱万丈な太宰の人生と重ねて読んでも、考えさせられる作品です。
興味深いシーンや名言がいくつも出てきますが、私は特に少年時代の主人公が道化を演じ、みんなから人気を得ている時、唯一少し知的な発達に遅れがみられる同級生に「ワザ、ワザ」と指摘される場面が印象に残っています。ここから、主人公の自意識が明らかに変化していると感じるのです。
読んでいるうちに、「主人公は私自身は……?」という不思議な気分を味わえるはずです。[続きを読む]
金田はやしさん
1位(100点)の評価
言わずと知れた名作
名作だ名作だと言われ、食わず嫌いしている人もいるかも。でも、人間失格って決して古くさいストーリーじゃない。現代を生きる我々にも主人公の葛藤は手に取るようにわかる部分がある。主人公の苦悩は太宰治本人の叫びなのかなぁと思ったり。自分を、人間という不可思議な存在を考える上でこの一冊は役立ちます。哲学書のような一冊。
ぴっとさん
2位(95点)の評価
今だからこそ読むべき1冊
あまりにも映像化され過ぎて、きっと読んだことのない方のほうが多いのではないでしょうか。
下敷きは恐らく太宰自身なのでしょうが、どこかここかにナルシシズムを感じる1冊です。きっとこの作品から感じるよりも太宰はナルシストな気がします。1度読んでみることをオススメします。
かなこさん
2位(90点)の評価