サイコモカさんの「板垣李光人出演ドラマランキング」

まさに貴公子！気品溢れる幕末のプリンストクガワ。

徳川昭武は、徳川慶喜の腹違いの弟だ。兄、慶喜の命でドラマの主人公渋沢栄一と共に万国博覧会を訪れるためフランスへと旅立つ。彼らには万博訪問やフランス皇帝ナポレオン３世との謁見以外にもう一つ大事な密命があった。それは、フランスから多額の借款の約束を取り付けることだ。しかし、それは薩摩藩士五代友厚の暗躍で失敗に終わる。

その後、昭武一行は欧州各国を巡る。滅亡の危機にある幕府を救うためにはこの１５歳になる貴公子の存在が必要だった。各国の上流階級の者たちからの同情を買って幕府の味方を増やすために。そんな予備知識を事前にNHKの歴史番組で知っていたため、いよいよ昭武が登場した時、私はその姿と佇まいにハッとした。品がある立ち振る舞い、その整った顔立ち。実際の昭武には申し訳ないが板垣版昭武の方が貴公子っぷりが上ではないかとすら思った。演技もなかなかで、これから俳優としてもっと彼が活躍する姿を見たいと思った。