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犬山 秋彦さんの「サンリオキャラランキング」

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更新日: 2020/09/24
犬山 秋彦

キャラクター研究家

犬山 秋彦

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まえがき

「サンリオキャラは女の子向け」というイメージは、もはや今では通用しなくなっています。知り合いにもマイメロ好きの男子がいますし、ポムポムプリングッズを集めているおじさまもいらっしゃいます。まさに『おじさんはカワイイものがお好き。』な時代がやってきました。
とくに最近はオタク向けのコラボグッズも増え、明らかに男性を意識したキャラクターも増えました。

実はサンリオ本社のある東京都・大崎に住んでいるため、ここ数年はサンリオ商品のお披露目イベント『SANRIO EXPO』のプレス日に参加させていただいてます。
そこで毎回思うのは老若男女、世代を超えてサンリオキャラが愛されているということです。人気YouTuberとのコラボもあれば、演歌歌手とのコラボもあったり、バーチャルな世界でお笑い芸人を育成する「Warahibi!」なんていう実験的すぎる企画も目白押し。
そこでは創業者のお孫さんで、新たに社長に就任した辻朋邦さんまで可愛いパンダのキャラクターとしてお出迎えしてくれるのです。

ハローキティという、世界中の誰もが知ってる有名キャラがいるのに、今でも進化し続けるサンリオ。
そんな中から、将来有望で個人的にも思い入れの強いキャラを選んでみました。

ランキング結果

1アグレッシブ烈子

アグレッシブ烈子

引用元: Amazon

アグレッシブ烈子(アグレッシブれつこ、英: Aggretsuko)は、サンリオのキャラクター。2015年に、サンリオが開催した「キャラリーマン総選挙」で8位に入賞しデビュー。OLで働く烈子が、上司や同僚の行動に不満を抱きつつも言い返せず、カラオケでデスメタルを歌い鬱憤を晴らす様子を描く。

知られざる世界的ヒットキャラ!?

ふだんは「まじめないい子」として働くOLの烈子。
しかし会社でのパワハラや嫌なことでストレスがMAXになると、ひとりでカラオケBOXに行き、誰にも聴き取れないデスボイスでを愚痴を発散します。
その、デスボイスで叫ぶ姿が、なんとも愛らしいのです。

Netflixオリジナルアニメシリーズとして現在、第3シーズンまで配信中なのですが、これが海外では欧米を中心に爆発的ヒット。
日本での知名度はまだ低いかも知れませんが、毎年おこなわれる『サンリオキャラクター大賞』の海外順位では、ハローキティを抜いて1位を獲得した国も少なくありません。

アニメの監督と烈子のデスボイスを担当するのは、かつてWEBアニメ『やわらか戦車』で人気を博したラレコ。
オトナが思わず笑ってしまうようなブラックユーモアも散りばめられていますが、悪役として登場したキャラも必ず最後は好きにならずにいられないほど「いいヤツ」として烈子を助けてくれるので、お子さんといっしょに観ても安心です。

YouTube時代に爆誕した新生ハローキティ

仕事を選ばないことで有名なキティさん。
しかし最近はチャンネル登録者数26万人を超えるトップYouTubeとしても活躍しています。
しかもなぜかサンリオのことを「事務所」と呼んで某アイドルグループのような口ぶりだったり、ファンのコメントにも親切ていねいに返したり、好きなものについて3分間で語りつくしたり、あげくの果てに双子の妹・ミミィといっしょにM-1目指して漫才まではじめるというカオスな動画が次々とアップされてゆきます。

昔ながらの無口でちょこんと座ったイラストのキティちゃんもかわいいのですが、「推しは変えずに増やせばいい」とか「推しの数だけハッピーが増える」などの名言をマシンガンみたく繰り出すアネゴ肌のキティさんも素敵です。

3ポムポムプリン

ポムポムプリン

引用元: Amazon

ポムポムプリン(ラテン文字表記:Pom Pom Purin)は、サンリオでデザインされたキャラクターグッズ用キャラクター群。デザイナーは地井明子。別名、ぼく、プリン。主人公、プリンは、ゴールデン・レトリバーの男のコをモチーフにしたキャラクターである。

おしりの「*」がチャーミングな愛されキャラ

元AKB48のまゆゆや、同じくアイドルのゆっふぃー、落語家の志ら乃師匠など、芸能界にもファンの多いポムポムプリン。

かつて『サンリオピューロランド』のディスカバリーシアターというアトラクションで、天使を守るため魔王とけなげに戦うポムポムプリンの雄姿に涙したものでした。しかし、そんな健闘もむなしく、アトラクションは変更、グッズもしばらく発売されないという不遇の日々を過ごしたのです。

その後、みごと復活して人気を取り戻したポムポムプリンのおしりには、なんと「*」マークが!?
最近では犬キャラのおしりに「*」マークがついているのをよく見かけるようになりましたが、僕が知る限りポムポムプリンが元祖なのではないでしょうか?

ときどき、まるいおしりだけが描かれたグッズを見かけますが、後ろ姿だけで誰なのかわかるキャラクターなんて、他にはなかなか見あたりません。

4こぎみゅん

こぎみゅん

引用元: Amazon

こぎみゅん(英: Cogimyun)はサンリオでデザインされたキャラクター。とても儚い性格で、若い女性たちに人気となっている。公式サイト内の特徴では「ふしぎ系」に分類される。

ふしぎ系でいやし系な、はかない小麦粉の妖精

ちょっとでもショックなことがあると、はかなく散ってしまう小麦粉の妖精。
人気や知名度はまだまだ低いけど、けなげにがんばってる姿は応援したくなってしまいます。いや、応援しないと今にも消えてしまいそうなので、応援せざるを得ないのです!

たまに配信されるLINE LIVEも、消えてしまいそうなウィスパーボイスが可愛くて思わず耳をすまして聞き入ってしまいます。
小麦粉なのに将来の夢はおにぎりという、かなわぬ夢がまた泣かせます。

5SHOW BY ROCK!!

SHOW BY ROCK!!

引用元: Amazon

リアル世界での応援が、アニメとゲームに反映される謎展開!?

イケメンと美少女ばかりの個性豊かなバンドが活躍する、サンリオにしては珍しいタイプの作品で、スマホ用リズムゲームとアニメによって、コアなファンたちを熱狂させています。

サンリオキャラというイメージが薄いので日本ではあまり知られていませんが、2018年の『サンリオキャラクター大賞』海外順位のアラブ首長国連邦ではなぜか堂々の第一位を獲得していました。

個人的な推しバンドは、中二病感満載の男の子バンド「シンガンクリムゾンズ」と、アニメ第2期から登場するライバルバンド「BUD VIRGIN LOGIC」なのですが、新シリーズ「ましゅまいれっしゅ!!」の主人公たちはサンリオアニメストアの新人バイト、VTuber、スマホゲームのゲストキャラなど、それぞれに下積み時代を経てアニメキャラに大抜擢されるという衝撃の展開で楽しませてくれました。

 リアルと虚構、ふたつの世界で同時に楽しませてくれる実験的なシリーズなので、これからの展開にも期待してます。

あとがき

毎年行われる『サンリオキャラクター大賞』では常に順位が変わって、誰もが知っているハローキティやシナモロール、ポムポムプリンですら新人キャラクターに、いつ追い越されてもおかしくありません。
実際、部門別でみると、本当にいろいろなキャラたちが切磋琢磨しています。

キティさんもYouTubeで『サンリオキャラクター大賞』は競争ではなく、たくさんのキャラを知ってもらうためのきっかけに過ぎないと言っていました。
そして「推し」はひとりに限らず、何人いてもいいのです。
みなさんもお気に入りのキャラクターを見つけたら、さまざまな投票活動によって「推し活」してみてはいかがでしょうか。

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