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2位怒り
言葉がグサグサと突き刺さる
吉田さんのミステリーはヒューマン要素が強くて、単なるミステリーでないところが好きで、この『怒り』は『悪人』と並んでヒューマン要素を強く打ち出した作品だと思った。
上巻だけ読むとストーリーがまったくつかめないけど、下巻でどんどん展開されて整理されていく爽快感がたまらないです。
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Twitterでシェア吉田さんのミステリーはヒューマン要素が強くて、単なるミステリーでないところが好きで、この『怒り』は『悪人』と並んでヒューマン要素を強く打ち出した作品だと思った。
上巻だけ読むとストーリーがまったくつかめないけど、下巻でどんどん展開されて整理されていく爽快感がたまらないです。
誰か1人に自分を見て欲しい
「悪人」という言葉は普段はあまり使わないけど、漢字を見ると意味は一目瞭然。しかし、その「悪人」もなるべくしてなったわけではない、偶然の重なりや環境が大きいはず。
この主人公の祐一は、本当は寂しくて誰か1人に見て欲しくて、その感情があらぬ方向へといってしまった。一見彼は世間から見たら犯罪者、しかしそれだけでは切り捨てられないのではないかと言うことを考えさせられた作品です。