ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
1位ヤンヤン 夏の想い出
引用元: Amazon
制作年 | 2000年 |
---|---|
上映時間 | 173分 |
監督 | エドワード・ヤン |
メインキャスト | ウー・ニエンチェン、エレイン・ジン、ジョナサン・チャン、ケリー・リー、イッセー尾形ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
都会のカップルの光と影
80年代の経済成長期、時流に乗って飛び立とうとする者と、取り残される者。あるカップルのお互いの思い通りにならない歩みとすれ違ってゆく様を、古い下町から無機質な高層ビル街に変わってゆく様と交差させ、時代の移り変わる光景を淡々ととらえた作品。どの場面をとってもフォトジェニックで美しいのが、切なさを倍増させるのが印象的。
3位あの頃、君を追いかけた(2011年)
引用元: Amazon
制作年 | 2011年 |
---|---|
上映時間 | 110分 |
監督 | ギデンズ・コー |
メインキャスト | クー・チェンドン(コー・チントン)、ミシェル・チェン(シェン・チアイー)、スティーブン・ハオ(シエ・ミンハ)、ジュアン・ハオチュエン(ツァオ・グオション)、イエン・ションユー(シュー・ボーチュン)ほか |
主題歌・挿入歌 | 那些年 / 胡夏 |
公式サイト | http://www.u-picc.com/anokoro/ |
誰しもの記憶の片隅にある甘酸っぱい思い出
90年代の地方都市に住む高校生たちを描いた青春ドラマ。やんちゃ坊主が優等生の女の子に惹かれてゆく、けれど距離がなかなか縮まらないもどかしさ、互いの事も自分の事も見えていない切なさが、下ネタ含め良い意味で描かれていて、忘れていた思い出を思い出すように胸がキュンとする。結ばれない恋の方がより記憶に残り、悔いも含めて心に刻まれるのを思い起こさせる作品。どのシーンも甘酸っぱくてこそばゆいけれど、そこがまた心に染みる。
もがくオトナの中でけなげに育つ少年の思い出
都会暮らしの恵まれた家庭と思いきや、実は家族それぞれ悩みや心の闇を抱えており、皆バラバラの方向を見ている。母の蒸発、父の元彼女との再会、姉の恋愛、そして祖母の病気。皆それぞれの闇を昏睡状態の祖母に話しかける。幼い少年の「お互いに何が見えているか分からないとしたらどうやって分かり合うの」という台詞がせつない。人は自分が思っているほど自分の事は分からない。背中を見ている他人に自分の違う面を教えて貰う事もある。ただ1人時に冷静に、時に飄々としながら等身大で生きる少年が家族を繋ぎ止めるクサビとなっているのが興味深かった。我が身を振りかえさせられる作品。