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1位かがみの孤城(小説)
引用元: Amazon
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた―― なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
2位鍵のない夢を見る(小説)
引用元: Amazon
『鍵のない夢を見る』(かぎのないゆめをみる)は、辻村深月による日本の短編小説集。 青春もので知られる著者が、今作ではより経験豊富な年代の人にも読んでもらいたいと読者に委ねる書き方を意識して執筆した。ごく普通の女性5人がふと魔が差して起こしてしまった窃盗や放火といった犯罪をテーマとし、新聞やテレビのニュースで大きく取り上げられることのない町の事件を扱った短編集。
短編ミステリーで読みやすい
『鍵のない夢を見る』は「犯罪」というテーマを扱い人間の本性、本質をあぶり出そうとする短編ミステリー集で一遍だけ読もうと思っているのに面白いから次に次にとどんどん読んでいってしまう。辻村深月は長い小説が多いがこれは長編より短編が好きな人にも読んでもらえると思う。
3位本日は大安なり(小説)
引用元: Amazon
同じ日に同じ結婚式場で式を挙げる4組のカップルを様々な視点から描いた作品。連載時は4組の事情が順番に描かれる連作短編形式で構成されていたが、単行本化の際、著者の辻村は「連載最後でひとつに繋がり自分でも驚くほどに勢いを感じたこの作品を、さらに良い形でラストまで読んでもらうにはどうしたらいいだろう?」と考え、会場全体のタイムスケジュール表をエクセルで作り、冒頭からグランドホテル方式(複数視点同時進行形式)として加筆&修正を施して仕立て直した。
結婚のドタバタを描いた一日でおもしろい
11月22日の大安吉日。いい夫婦の子の結婚式日和なこの日ホテルで行われた4組の結婚式を時系列で、各カップルのそれぞれの登場人物と、多香子の目線で語られていくのだが、どうにもこうにもドタバタして読んでいてドキドキハラハラさせられる。
2018年本屋大賞を受賞した作品でとても読みやすい
最初からぐいぐいと作品の中に、鏡の中にひきこまれていく感じがしてとても面白い。内容も主人公たちの成長物語でありSFやミステリ要素もあり、さらには「いじめ」「不登校」というテーマも含んでいる、作者の魅力すべてが詰まった贅沢な一冊になっている。