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shutoさんの「筒井康隆の書籍ランキング」

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更新日: 2019/12/07

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ランキング結果

1ヨッパ谷への降下

ヨッパ谷への降下

引用元: Amazon

見知らぬ夜の街で、若い裸の美女に導かれて奇妙な洞窟の温泉を滑り落ちる「エロチック街道」。九度死んで生きる虫の、いや増す死の恐怖を描いた「九死虫」。海のなかに建つ巨大な家で、水浸しの縁側を少年が漂流する「家」。乳白色に厚く張りめぐらされたヨッパグモの巣を降下する幻想的な川端康成文学賞受賞作「ヨッパ谷への降下」ほか、夢幻の異空間へ読者を誘う魔術的傑作12編。

日本版シュールレアリズム

この小説は第十六回川端康成賞を受賞しています。それについてインタビューで筒井康隆は、「(川端康成の小説「片腕」について)シュール・レアリスムの精神をよくぞここまで日本に写し変えたものだとぼくは嘆息した。現実と非現実すれすれのはざまで勝負していて、踏み出し過ぎることがない。この芸当を学ばねばと思い、以後これはファンタジイを書くときのぼくの目標となった。この「ヨッパ谷への降下」でほんの少し「片腕」の境地に近づいたと自負している」と言っています。私もこの小説は、日本的なシュールレアリズムを体現しているなと感じました。

2日本以外全部沈没(小説)

日本以外全部沈没(小説)

引用元: Amazon

『日本以外全部沈没』(にほんいがいぜんぶちんぼつ)は、筒井康隆の短編小説。『オール讀物』1973年9月号に発表。タイトルは「以外全部」が「日本」「沈没」よりも小さいフォントで『日本以外全部沈没』と表記される。

才気を感じさせるパロディ

小松左京の代名詞的な傑作小説「日本沈没」をパロディ化した小説です。日本沈没のヒット祝いの場で星新一が名付けるとすぐに筒井康隆はこの小説を書き上げてしまいました。この小説「日本以外全部沈没」は日本沈没が長編部門を受賞した第五回星雲賞の短編部門を受賞してしまい、小松左京をして「完成まで9年かけたのに、筒井氏は数時間で書き上げて賞を攫ってしまった」と言わしめるほどです。それだけの短時間で同レベルのクオリティのパロディ小説を書いてしまうのは、筒井康隆の書く力と読む力の両方が突出して優れているからでしょう。

3時をかける少女(小説)

時をかける少女(小説)

引用元: Amazon

著者筒井康隆
ジャンル文学
出版社KADOKAWA
発売日2006年5月25日
メディアミックス映画『時をかける少女』(1983年)(1997年)(2010年)
アニメ映画『時をかける少女』(2006年)
NHK『タイムトラベラー』(1972年)
フジテレビ『南野陽子の時をかける少女』(1985年)ほか
公式サイト-

4夢の木坂分岐点

夢の木坂分岐点

引用元: Amazon

夢の木坂駅で乗り換えて西に向かうと、サラリーマンの小畑重則が住み、東へ向かうと、文学賞を受賞して会社を辞めたばかりの大村常賢が住む。乗り換えないでそのまま行くと、専業作家・大村常昭が住み、改札を出て路面電車に乗り、商店街を抜けると……。夢と虚構と現実を自在に流転し、一人の人間に与えられた、ありうべき幾つもの生を深層心理に遡って描く谷崎潤一郎賞受賞作。

5旅のラゴス

旅のラゴス

引用元: Amazon

『旅のラゴス』(たびのラゴス)は、筒井康隆の長編小説。SF雑誌『SFアドベンチャー』に1984年4月号から1986年6月号にかけて連作形式で不定期連載され、1986年に徳間書店より単行本が刊行された。その後、1989年に徳間文庫に収録、1994年に新潮文庫版が出版された。

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