1分でわかる「筒井康隆」
SF小説の大家「筒井康隆」
1934年生まれ、大阪府出身の作家「筒井康隆」。1960年、「SFマガジン」に衝撃をうけ、父・弟と協力して作ったSF同人誌「NULL」を創刊します。1965年には処女作品集『東海道戦争』を発表。それを皮切りに執筆活動を本格的に始めると、1967年には代表作『時をかける少女』を執筆。この作品はドラマ・アニメ化され大ヒットを記録します。以後も、1975年に発表された作品集『笑うな ショート・ショート集』やドラマ化された『七瀬ふたたび』、ロングセラーとなった『旅のラゴス』など人気作を次々と発表。また、1993年には特殊な機器で夢の中に入り込む『パプリカ』を発表し、1999年に発表した『わたしのグランパ』では読売文学賞を受賞しました。他にも傑作と言われる『残像に口紅を』やミステリー『ロートレック荘事件』なども人気の作品です。
IQ187の不良
筒井康隆は小学生の頃に受けた知能検査でIQ187であることが判明。当時大阪市に設置されていた特別教室で勉強するほどでした。しかし、中学に入学したあたりから素行が荒れ始め、父親の金を盗んだり、両親の持ち物を持ち出して質屋などに売り映画代を稼いでいたそうです。
青春タイムリープもの
青春ものでありながらもタイムリープというSF要素もある有名な作品ですが、私はタイムリープという言葉はこの映画で初めて知りました。タイムリープできるなんて羨ましい能力だなと思っていましたが、主人公の和子が自在に過去に戻れるようになってから、一夫が未来から来たという事実が分かってしまい、2人は離ればなれになってしまいます。両想いなのに切なすぎて泣きました。和子はこれからずっと待ち続けるのかなと思うと悲しいです。未来に帰らないで欲しいってすごく思ってしまいました。
bitter3さん
1位(100点)の評価
もはや定番
大林宣彦監督による映画だけでなく細田守監督によるアニメまで大ヒットし、もはや10人にアンケートすれば10通りの作品が挙がりそうなくらいどこがヒットの震源地かわからなくなっていますが、原作は筒井康隆による小説。
原作自体は発表時そこまでヒットしていなかったらしいです。
はいとーんさん
2位(85点)の評価
甘酸っぱいラブストーリーにキュンとします
ずいぶん昔に書かれた小説なのですが、それを感じさせることもなくとても面白く楽しめました。清々しく爽やかで甘酸っぱい青春が蘇ってくるような感覚がありました。何十年も読み続けられているのも納得の1冊です。
海老子さん
2位(85点)の評価