【人気投票 1~28位】筒井康隆の書籍ランキング!みんながおすすめする作品は?
このお題は投票により総合ランキングが決定
パロディや喜劇風のギャグ、ブラックユーモアな物語を得意とするSF作家『筒井康隆』。今回はそんな彼の作品にスポットをあて、みなさんの投票をもとに『筒井康隆の人気書籍ランキング』を作成します。サイコセラピストの主人公が事件を解決する『パプリカ』をはじめ、何度も映像作品化している『時をかける少女』や、タイムマシンを発明した直前に起った出来事を描いたショートショート作品『笑うな』、第51回読売文学賞小説賞受賞の『わたしのグランパ』などの人気作品は果たして何位にランクインするのでしょうか!?あなたがおすすめする作品も教えてください!
最終更新日: 2024/09/25
ランキングの前に
1分でわかる「筒井康隆」
SF小説の大家「筒井康隆」
1934年生まれ、大阪府出身の作家「筒井康隆」。1960年、「SFマガジン」に衝撃をうけ、父・弟と協力して作ったSF同人誌「NULL」を創刊します。1965年には処女作品集『東海道戦争』を発表。それを皮切りに執筆活動を本格的に始めると、1967年には代表作『時をかける少女』を執筆。この作品はドラマ・アニメ化され大ヒットを記録します。以後も、1975年に発表された作品集『笑うな ショート・ショート集』やドラマ化された『七瀬ふたたび』、ロングセラーとなった『旅のラゴス』など人気作を次々と発表。また、1993年には特殊な機器で夢の中に入り込む『パプリカ』を発表し、1999年に発表した『わたしのグランパ』では読売文学賞を受賞しました。他にも傑作と言われる『残像に口紅を』やミステリー『ロートレック荘事件』なども人気の作品です。
IQ187の不良
筒井康隆は小学生の頃に受けた知能検査でIQ187であることが判明。当時大阪市に設置されていた特別教室で勉強するほどでした。しかし、中学に入学したあたりから素行が荒れ始め、父親の金を盗んだり、両親の持ち物を持ち出して質屋などに売り映画代を稼いでいたそうです。
ユーザーのバッジについて
筒井康隆の作品を全作品読んだことがある。
筒井康隆の作品を15作品以上読んだことがある。
筒井康隆の作品を5作品以上読んだことがある。
ランキングの順位について
ランキングの順位は、ユーザーの投票によって決まります。「4つのボタン」または「ランキングを作成・編集する」から、投票対象のアイテムに1〜100の点数をつけることで、ランキング結果に影響を与える投票を行うことができます。
ランキング結果
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1位時をかける少女(小説)
引用元: Amazon
著者 | 筒井康隆 |
---|---|
ジャンル | 文学 |
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2006年5月25日 |
メディアミックス | 映画『時をかける少女』(1983年)(1997年)(2010年)
アニメ映画『時をかける少女』(2006年) NHK『タイムトラベラー』(1972年) フジテレビ『南野陽子の時をかける少女』(1985年)ほか |
公式サイト | - |
参考価格 | 484円(税込) |
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とにかくまっすぐ旅する本能が見える
王様になったり奴隷にまで転落したり、色んな土地を旅して色んな思いをするチャレンジャーの主人公のタフな生き様に元気をもらい、なによりも羨ましく思う。人は人生をかけてとにかくやりたいことをする、それが全てで良いはずだと伝える熱いメッセージ性も魅力的で大好き。
報告旅の素晴らしさを再認識できたので。
旅の素晴らしさを再認識できて良かったです。不思議な世界観や、体験もひしひしと伝わってきて面白かったです。あーしたらどうだろう、こうしたらどうだろうという過激な実験を目の当たりに目撃できたようで、とても貴重な時間を過ごしたような気分になれました。
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本家「日本沈没」を超えた?
言わずと知れた小松左京氏の「日本沈没」を徹底的にパロディ化した小説。タイトルを見るだけで笑ってしまうが、内容も本家「日本沈没」の長編に対して短編ながら中身の濃いものに仕上がっている。小松左京氏と筒井康隆氏はライバルでもあり友人だったから、本人が公認しているのも面白い。
報告才気を感じさせるパロディ
小松左京の代名詞的な傑作小説「日本沈没」をパロディ化した小説です。日本沈没のヒット祝いの場で星新一が名付けるとすぐに筒井康隆はこの小説を書き上げてしまいました。この小説「日本以外全部沈没」は日本沈没が長編部門を受賞した第五回星雲賞の短編部門を受賞してしまい、小松左京をして「完成まで9年かけたのに、筒井氏は数時間で書き上げて賞を攫ってしまった」と言わしめるほどです。それだけの短時間で同レベルのクオリティのパロディ小説を書いてしまうのは、筒井康隆の書く力と読む力の両方が突出して優れているからでしょう。
報告圧倒的なバカバカしさ!
当時のベストセラー「日本沈没」のパロディ。フランク・シナトラやビートルズが場末のステージで歌っていたり、他の海外セレブや政治家もみんな日本に避難してきた状態を描いています。設定からしてムチャクチャで小説でやるマンガといった感じです。
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笑える作品だが、笑えないラスト。
筒井康隆の初期の長編。
最終戦争のきっかけが中国の核兵器管理センターの兵士同士のくだらない痴話喧嘩の末に核兵器のボタンが押されたこと。そして人間は核戦争の影響の少ない南極を目指すという物語。きっかけから過程はドタドタのコメディーなので、ラストに恐怖を感じた。
新着・注目
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夢に入る近未来の探偵
研究所で働いている時の主人公は真面目な感じなのに、パプリカと名乗って他人の夢に入り精神治療をしている時の主人公はどこかお気楽で明るい感じで、そのギャップが良いなと思いました。夢に入り込んで治療ができるなんて画期的な方法だと思うのですが、その反面ちょっと怖いなと思ってしまいました。他人を操れるなら悪い方に利用する人がいたらどうなるのかとハラハラしながら読んでいました。やっぱり悪い方に利用する人はいるもので、夢の暴走が始まった時は頭が混乱状態になりました。どっちが夢でどっちが現実か分からなくなるような表現は不思議な感覚になりました。
報告SFファンタジーの大作
アニメを見てからこの本を購入しました。テンポがよいので、ずんずんと読み進められることができます。内容も面白くぐいぐいと引き込まれてしまいました。夢の世界と現実の世界が交錯していく姿が非常に印象的でした。
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テレパシー能力を持つ少女版「家政婦は見た」
こちらは、筒井康隆作品の中でも代表的な一を占める三部作の1作目です。主人公は、テレパシー能力を持っている十代の少女。さまざまな家庭に住み込みで働く事になる彼女でしたが、その能力ゆえ、見たくないものを見てしまうことになります。家族の形とその中でのそれぞれの役割と、個人の思いのずれについて考えてしまう作品です。
報告テレパスな家政婦
人の心が分かるテレパスをもった家政婦の火田七瀬が主人公。
様々な家族の心の様子が浮き彫りになっており面白いです。
ドラマにもなりました。
「七瀬ふたたび」「エディプスの恋人」と合わせて、七瀬三部作と言われています。
短編集で読みやすい
テレパシーの能力を持っている女の子を主人公とした短編ストーリーが収録されています。筒井康隆の得意なテレパシージャンルのSF小説で、それぞれが連作になっている短編で読みやすくどんどんストーリーに引き込まれていきます。
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日本版シュールレアリズム
この小説は第十六回川端康成賞を受賞しています。それについてインタビューで筒井康隆は、「(川端康成の小説「片腕」について)シュール・レアリスムの精神をよくぞここまで日本に写し変えたものだとぼくは嘆息した。現実と非現実すれすれのはざまで勝負していて、踏み出し過ぎることがない。この芸当を学ばねばと思い、以後これはファンタジイを書くときのぼくの目標となった。この「ヨッパ谷への降下」でほんの少し「片腕」の境地に近づいたと自負している」と言っています。私もこの小説は、日本的なシュールレアリズムを体現しているなと感じました。
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筒井康隆の珠玉の短編が楽しめる
筒井康隆と言えばSFやコメディを主体としたショート・ショートの印象が強い作家だと思います。ブラックユーモアたっぷりのコメディや辛辣とも言えるユニークなキャラクター描写のユニークなストーリーの作品ばかりで一気に読み進めてしまえること間違いなしです。筒井康隆入門編としてもおすすめの1冊。
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「七瀬」三部作の2作目
「家族八景」で家政婦として働いていた七瀬が、逃亡先で人の心を読むという同じ能力を持つ小さな男の子のノリオと予知能力を持つ岩淵と出会い北海道まで逃げに逃げる。予知能力を持つが人の心を読むことができない岩淵が、七瀬に心を読み取られ続けていたことに対する羞恥心と、最後に七瀬にできることをやり遂げるという展開に涙する。
報告美しきテレパス
これまで幾度となく映画、テレビドラマと映像化されてきた作品。
同じ筒井康隆原作の『時をかける少女』と並んで原作より映像の方が知名度は高いのかもしれない。
原作は主人公の七瀬が人の心が読める美しい女性ということで、意外と下世話な話もあったりします。そんなところも筒井康隆らしい。
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青春タイムリープもの
青春ものでありながらもタイムリープというSF要素もある有名な作品ですが、私はタイムリープという言葉はこの映画で初めて知りました。タイムリープできるなんて羨ましい能力だなと思っていましたが、主人公の和子が自在に過去に戻れるようになってから、一夫が未来から来たという事実が分かってしまい、2人は離ればなれになってしまいます。両想いなのに切なすぎて泣きました。和子はこれからずっと待ち続けるのかなと思うと悲しいです。未来に帰らないで欲しいってすごく思ってしまいました。
bitter3さん
1位(100点)の評価
もはや定番
大林宣彦監督による映画だけでなく細田守監督によるアニメまで大ヒットし、もはや10人にアンケートすれば10通りの作品が挙がりそうなくらいどこがヒットの震源地かわからなくなっていますが、原作は筒井康隆による小説。
原作自体は発表時そこまでヒットしていなかったらしいです。
はいとーんさん
2位(85点)の評価
甘酸っぱいラブストーリーにキュンとします
ずいぶん昔に書かれた小説なのですが、それを感じさせることもなくとても面白く楽しめました。清々しく爽やかで甘酸っぱい青春が蘇ってくるような感覚がありました。何十年も読み続けられているのも納得の1冊です。
海老子さん
2位(85点)の評価