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ももち@昭和歌謡大好き若人さんの「クイーカが良い味を出している歌謡曲ランキング」

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更新日: 2020/10/26
ももち@昭和歌謡大好き若人

昭和歌謡マイスター

ももち@昭和歌謡大好き若人

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まえがき

皆さん、クイーカという楽器をご存知ですか?
クイーカはブラジルの楽器で、「ウホウホウホウホ…」という独特の音を出します。「できるかな」のゴン太くんの鳴き声に使われている、あの音です!
最近のヒット曲では、『世界に一つだけの花』や『ようこそジャパリパークへ』にもクイーカは使われています。

今回、私が好きな「クイーカ歌謡曲」を集めました!
カルト歌謡曲マニア必見です。

ランキング結果

クイーカの裏打ちが不気味なリズムを創り出す。

1970年発売。『断絶のブルース』という歌のB面曲。
歌っているのは1949年生まれの歌手・佐久間浩二さん。矢吹健さんと同じ感じの、情念たっぷり系男子。
作詞・作曲・編曲は藤本卓也さん!この人はクイーカアレンジの第一人者なので、クイーカファンならぜひ押さえておきたい音楽家!

イントロから、「、ウッ、ウッ、ウッ、ウッ」とクイーカが裏打ちで使われている。なんか不気味~(笑)でもその不気味さがこの歌の持ち味なんだよね~。そしてこのクイーカが紡ぎ出すリズム、ずっと聴いてると癖になるよ!
Aメロではクイーカの音は無くなるけど、サビになるとクイーカの裏打ちが復活!特に2番のサビでは、思いっきり情念を爆発させたようなドラムの乱れうちとクイーカが競演してて、感情が一気に高まるようなアレンジがなされている!ここ、聴きどころだよ!

この曲、夜の散歩で聴くと、自然とクイーカのリズムに合わせて歩いちゃうよ(笑)一回やってみてね(笑)

抑えめながら印象的。クイーカが出過ぎていない妖艶曲。

1970年発売。歌っているのは操洋子(みさおようこ)さんという大人な女性。
作曲・編曲は藤本卓也さん!さすが、クイーカアレンジ王!

とある日の夜、男性と嵐のように激しく燃えた。そんな夜は一回きりで二度と来ないわねぇ、という内容。

この曲は確かにクイーカは使われているんだけど、他の曲と比べて若干音は小さめ。つまり、主張し過ぎていないんだよね。でもそれでいてアレンジ面でしっかりと音楽を支えている。だからこの曲は聴きやすいのかも。


ちなみにこの曲のB面曲のタイトルは、『お願い入れて』。
あ、勘違いしないでよねっ!!「雨降ってずぶ濡れだから、お願い家に入れて」っていう意味だからねっ!/// …ま、この曲名設定は確信犯だよね。

クイーカこそ、カルト歌謡曲のシンボル。

俳優の梅宮辰夫さんが1970年に歌った歌。
作曲・編曲は藤本卓也さん!またかよ(笑)

「男のシンボル」について高らかに歌い上げている歌。…何のことかは分かるでしょ?…というか、なかなか歌詞すごいよ(笑)男のシンボルを使って女を泣かせて金を儲けるって言ってるんだから(笑)その歌詞の過激さゆえ、放送自粛されることが多かったんだよね。でも近年は、「ダウンタウンDX」で梅宮辰夫さんがゲストの回でこの曲が「ネタ曲」としてしばしば使われることがあった!

Aメロではクイーカが使われていないけど、サビになるとクイーカが動き出す…!こういう歌だからクイーカがなんか卑猥な音に聞こえる…(笑)

まったく、クイーカちゃん様々だぜ。

クイーカによる、ジャイアンの「ウホウホ」感。

「お~れはジャイア~ン♪ガキ大将~♪」ってやつですね!実はこの歌もクイーカが使われていたんすよ!!!
作詞はジャイアン本人で、作曲・編曲は菊池俊輔さん!

クイーカの音を言語化すれば「ウホウホ」になるけど、ジャイアンってまさに「ウホウホ」なキャラクターだと思うんだ。見た目がゴリラっぽいし、のび太やスネ夫らの上に立ち、ウホウホと独裁政権を確立している。
だからジャイアンとクイーカって相性が良いのかもしれないね!!

余談だけど、ジャイアンって歌が下手だけど実は凄いと思う。だって自ら曲を作って、メイク・衣装・リサイタルポスター・チケットも自分で手掛けている。セルフプロデュース能力がバリバリ高いんだよな(笑)ホント、松田聖子さんに通じるものがあると思う(笑)

サックスとクイーカの融合で醸し出される大人の世界。

1969年発売。
歌っているのは佐久間浩二さんで、作詞・作曲・編曲は藤本卓也さん。さっきの『女はそれを待っている』と一緒だ(笑)

聴きどころはイントロ。サックスの音から始まり、続けてクイーカも参戦。そして歌い出し直前の「ウ~~ン」という気を失ったかのようなクイーカが絶妙に気色悪い(褒めてます)。
このクイーカの音の直後に「あーーーーー」という佐久間さんの歌唱。イントロから歌への入りが絶妙です。


だいたい藤本卓也さんが手掛けるクイーカ歌謡曲は、
イントロ(クイーカあり)
Aメロ(クイーカなし)
サビ(クイーカあり)
Aメロ(クイーカなし)
間奏(クイーカあり)
という構成で、最後に「ウホホホホホホホ…」というクイーカの大花火が打ち上がるのだ!

あとがき

こんなマニアックなランキング作ってて良かったんすかね…。とかく、見てくださった皆さん、ありがとうございました!マニアック歌謡曲がお好きな方は、ぜひ私のTwitter(@utatorinrigaku)もフォローしてみてくださいね!

5曲中4曲が藤本卓也さんの作品…。藤本さんは大人の色気・情念漂う曲を作らせたら右に出る者はいないと私は思ってます。そしてその妖しげな世界観に、クイーカの音はベストマッチなのです!!

ちなみに、『女はそれを待っている』・『シンボルロック』・『まぼろしのブルース』は、「幻の名盤解放-藤本卓也作品集*テイチク編 真赤な夜のブルース」というアルバムに収録されているので、ぜひ聴いてみてね~。

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