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che bunbunさんの「面白い映画ランキング」

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更新日: 2020/08/15
che bunbun

映画の伝道師

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ランキング結果

1イグジステンズ

イグジステンズ

引用元: Amazon

『イグジステンズ』(eXistenZ)は、1999年に制作されたカナダ・イギリス映画。 監督は鬼才として知られるデヴィッド・クローネンバーグ。1999年度ベルリン国際映画祭にて芸術貢献賞を受賞した。

中華料理の残骸から銃を作る

デヴィッド・クローネンバーグ監督は、面白いガジェットを登場させるのに長けた監督だ。『ザ・フライ』における転送ポッドや、『裸のランチ』におけるトランスフォームするタイプライター。『コズモポリス』の快適リムジンetc...

そんなクローネンバーグのガジェット魂が炸裂した傑作が『イグジステンズ』だ。

ぐちゃぐちゃに溶解したゲームキューブのようなコントローラーを使ってゲームの世界に行き、謎を解決していく話なのだが、現実世界からゲームの中の世界。そこから更にゲームの中の世界へと異世界に移動していくジュード・ロウとジェニファー・ジェイソン・リーを追いかけるようにぐちゃぐちゃな銃が登場します。

そしてジュード・ロウが無意識に中華料理の残骸からこのぐちゃぐちゃな銃を作り始める。何を食べたらそんなアイデアが生まれるのでしょうか?

B級映画に見えて、夢と現実、意識と無意識に関する深い考察も滲み出ていて素敵な作品です。

新社会人必見!これぞ最強のイニシエーション映画だ!

『千と千尋の神隠し』は一般的に、少女から女性になるイニシエーションを描いた作品だと分析されている。

では、そのイニシエーションを実写でやり遂げた作品は何だろうか?

それは『アメリカン・ハニー』が教えてくれる。

パリピな集団に夢抱き、家出した少女は、その中にも真面目な《仕事》なり《先輩と後輩の関係性》があることを知り、怒られしょんぼりしたり、やりたくない仕事にゲンナリしたりするのだが、少しずつ成長していく。

そしていつしか歩いてきた轍を振り返ると、かつての自分を彷彿とするような後輩がいたり、懐かしいあの日がフワフワと浮いている。そんな青春の轍に癒されます。

仕事に疲れた時についつい観てしまう作品です。

天才を三乗すればライブ映像はオールタイムベストになる

トーキング・ヘッズのライブ映画にして私のオールタイムベスト。

奇天烈なバンド、トーキング・ヘッズが『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミと『ブレードランナー』の撮影監督ジョーダン・クローネンウェスと組んだら、唯一無二の最強ライブ映画が爆誕してしまった!

『Psycho Killer』から始まり、段々とメンバーが集結していきた、『Life During Wartime』でクライマックスを迎える。そこから『THIS MUST BE THE PLACE』や『TAKE ME TO THE RIVER』で癒しと熱を観客に与え続けていく。

こんなに心温まるライブはあっただろうか?

いや、ないだろう。

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