バットマン：ゼロイヤー 陰謀の街に関するランキングと感想・評価

バットマンの誕生秘話を現代風にアレンジ

舞台はまだスーパーヒーローが世間に知られていない時代。主人公は、幼少期に両親を殺害されたゴッサムシティの大富豪ブルース・ウェインです。彼は犯罪者への復讐を胸に数年間姿をくらまし、悪と戦うすべを求めていました。そして、ブルースがゴッサムシティへ戻ってきたとき、街では犯罪組織による事件が発生。彼は黒い衣装を身にまとってバットマンとして戦うことを決意するというあらすじです。

「バットマン:ゼロイヤー」は、NEW52シリーズのバットマンの誕生秘話を描いた作品です。1987年に描かれた「バットマン：イヤーワン」を現代風にリメイクしました。ゼロイヤーシリーズは陰謀の街と暗黒の街とがあり、どちらもバッドマンファンやアメコミファンにおすすめしたいですが、とりあえず一作目の陰謀の街を1位あげておきます。

実はゼロイヤーよりもイヤーワンを先に読んでいたのですが、イヤーワンは渋い作風でちょっと途中でギブアップしてしまいました。しかし本作は、イヤーワンをリスペクトしながらもポップでカジュアルな作風に変化しています。臨場感のあるアクションシーンが多く、コマ割りも見やすいため、アメコミ初心者でも楽しく読めると思います。

また、バットマンの誕生秘話だけでなく、ジョーカーの前身となるレッドフードギャングや、悪名高いヴィランの一人・リドラーといった敵キャラが登場するほか、バットファミリーの一員となるキャラクターに出会うシーンが盛り込まれているため、すでにバットマンシリーズを知っている人も伏線回収的な意味で楽しむことができます。

メリッサさん(女性・20代)

1位(100点)の評価

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