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1999年に愛知県豊田市で結成された、言葉で表現することが難しいジャンルレスバンド。メンバーは、ボーカルでテビョンソという韓国のラッパのような楽器担当でもある永山愛樹を中心に、和太鼓、チャンゴ、ドラムなどの打楽器に、篠笛といった日本の笛やギター、ウッドベースなどで構成される総勢17人のバンドだったが、現在は10人となっている。しかしながら、4人で演奏することもあれば17人で演奏したこともあり、そのときの都合によってステージで演奏するメンバーが変わることも多い。ボーカル・テビョンソの愛樹は、元々ORDERというハードコアパンクバンドのボーカルであったが、自らのルーツである韓国や日本というものに特化した形態のバンドとしてTURTLE ISLANDを結成する。パンクにルーツを持つバンドであるために、本人たちはパンクスだと思っているし、実際にパンクスであるのだが、サウンドに関して言うのであれば、パンクというカテゴライズどころかロックにすら収まりきれない、新しい民族オーケストラサウンドとも言えるだろう。和太鼓のリズムによる躍動感あるサウンドは、日本に根付く「祭り」のリズムを彷彿させ、この国で生きている人間であれば自然と体が反応してしまうことは間違いない。和太鼓や女性ボーカルなどが入るので「和」の要素が目立つところではあるが、韓国楽器のテビョンソのほかにも、極東民族であることを感じさせる大陸的な人間の本能を刺激するようなサウンドであると言える。激しい曲もあれば、落ち着いた曲調の楽曲もあり、ウッドベースやエレキギター、ドラムによってロック的なハードさも充分過ぎるほどに堪能できる。特筆すべきは自らが主催する「橋の下世界音楽祭」。愛知県豊田市の豊田大橋の下で毎年行われているフェスである。このフェスの特徴は、普段何もない街を流れる川にある橋の下の河川敷に、突然巨大な手作りの街ができあがることだ。そこにはステージがあり、櫓があり、飲食店や洋服屋、鍛冶屋や寄席など、江戸時代かと錯覚するような店まで出現する。入場料は投げ銭式で、祭りの楽しさに応じて対価を観客が決めて寄付するというもの。前夜祭や後夜祭を含めて約1週間から10日間にわたって開催されるが、そんなフェスは日本では希少だ。2020年は、コロナ禍で開催できなかった橋の下世界音楽祭だが、毎年のように海外から知名度はあまりなくとも面白いバンドがやってきて、日本からも素晴らしいバンドが多数出演する。ここまで分け隔てなく平等なフェスというのは非常に珍しい。この「祭り」に参加することは、自らの生き方や営みを根本から考え直せる素晴らしい機会になるだろう。まずはTURTLE ISLANDの音源を手に入れて、その音と唄を感じて欲しい。そうすれば、人種も性別も年齢も関係なく、みんなで橋の下に集まり酒を酌み交わし、笑い合い愛し合える。そんな日がそう遠くないと信じられるようになるだろう。
ミュージシャン/音楽ライター
ISHIYAさん (男性・50代)
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ハードコアやパンクをルーツとする、極東民族音楽バンド
1999年に愛知県豊田市で結成された、言葉で表現することが難しいジャンルレスバンド。
メンバーは、ボーカルでテビョンソという韓国のラッパのような楽器担当でもある永山愛樹を中心に、和太鼓、チャンゴ、ドラムなどの打楽器に、篠笛といった日本の笛やギター、ウッドベースなどで構成される総勢17人のバンドだったが、現在は10人となっている。
しかしながら、4人で演奏することもあれば17人で演奏したこともあり、そのときの都合によってステージで演奏するメンバーが変わることも多い。
ボーカル・テビョンソの愛樹は、元々ORDERというハードコアパンクバンドのボーカルであったが、自らのルーツである韓国や日本というものに特化した形態のバンドとしてTURTLE ISLANDを結成する。
パンクにルーツを持つバンドであるために、本人たちはパンクスだと思っているし、実際にパンクスであるのだが、サウンドに関して言うのであれば、パンクというカテゴライズどころかロックにすら収まりきれない、新しい民族オーケストラサウンドとも言えるだろう。
和太鼓のリズムによる躍動感あるサウンドは、日本に根付く「祭り」のリズムを彷彿させ、この国で生きている人間であれば自然と体が反応してしまうことは間違いない。
和太鼓や女性ボーカルなどが入るので「和」の要素が目立つところではあるが、韓国楽器のテビョンソのほかにも、極東民族であることを感じさせる大陸的な人間の本能を刺激するようなサウンドであると言える。
激しい曲もあれば、落ち着いた曲調の楽曲もあり、ウッドベースやエレキギター、ドラムによってロック的なハードさも充分過ぎるほどに堪能できる。
特筆すべきは自らが主催する「橋の下世界音楽祭」。愛知県豊田市の豊田大橋の下で毎年行われているフェスである。
このフェスの特徴は、普段何もない街を流れる川にある橋の下の河川敷に、突然巨大な手作りの街ができあがることだ。
そこにはステージがあり、櫓があり、飲食店や洋服屋、鍛冶屋や寄席など、江戸時代かと錯覚するような店まで出現する。
入場料は投げ銭式で、祭りの楽しさに応じて対価を観客が決めて寄付するというもの。前夜祭や後夜祭を含めて約1週間から10日間にわたって開催されるが、そんなフェスは日本では希少だ。
2020年は、コロナ禍で開催できなかった橋の下世界音楽祭だが、毎年のように海外から知名度はあまりなくとも面白いバンドがやってきて、日本からも素晴らしいバンドが多数出演する。
ここまで分け隔てなく平等なフェスというのは非常に珍しい。この「祭り」に参加することは、自らの生き方や営みを根本から考え直せる素晴らしい機会になるだろう。
まずはTURTLE ISLANDの音源を手に入れて、その音と唄を感じて欲しい。
そうすれば、人種も性別も年齢も関係なく、みんなで橋の下に集まり酒を酌み交わし、笑い合い愛し合える。そんな日がそう遠くないと信じられるようになるだろう。
ミュージシャン/音楽ライター
ISHIYAさん (男性・50代)
3位の評価