特攻隊に捧ぐ(漫画)の詳細情報
作者 | 佐藤秀峰 |
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ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 芳文社 |
連載 | 週刊漫画TIMES(2004年~2017年) |
巻数 | 全9巻 |
参考価格 | 132円(税込) |
特攻隊に捧ぐ(漫画)がランクインしているランキング
感想・評価
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佐藤秀峰漫画ランキングでの感想・評価
佐藤秀峰漫画ランキングでの感想・評価
特攻とは
歴史上本当にあったこと。平和な現代日本ではとても考えつかないような、命をかけた出来事。戦争とは特攻とは。とても色々なことを考えさせられる内容の作品です。
人間魚雷回天についてうっすらとは知っていましたが、こんなにも恐ろしい兵器だったとは。自分自身が魚雷となって飛んでいき、命中するもしないにもかかわらず命を落としてしまいます。おそらく多くの読者が抱く、なぜそんなことをしなくてはならないのか?という疑問を、主人公の渡辺裕三もまた何度も何度も考えるわけです。
佐藤先生の描くキャラクターは本当に生きているような立体感があるので、彼らが苦しそうなら読んでいるこちらも苦しくなるし、彼らが悲しそうなら読んでいるこちらも悲しくなるといったように、現実の感情とリンクしてしまいます。
佐藤秀峰漫画ランキングでの感想・評価
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人間魚雷の意味
第二次世界大戦において、神風もそうですが、本当にやる必要はあったのか?と問われる戦術があります。人間魚雷もその1つ。特攻の島はそんな人間魚雷に臨む若き青年を軸に描かれていきます。
今の世は命より大事なものはないという価値観が多いかと思いますが、当時は命より大事なものがあるという価値観だったのだろうと思います。命をかけてまで彼らが成し遂げたかったこと。ラストの手紙のシーンは、色々なことを考えさせられました。
夕方こやけさん(男性・30代)
2位(90点)の評価