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2位特攻隊に捧ぐ(漫画)
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引用元: Amazon
作者 | 佐藤秀峰 |
---|---|
ジャンル | 青年漫画 |
出版社 | 芳文社 |
連載 | 週刊漫画TIMES(2004年~2017年) |
巻数 | 全9巻 |
特攻とは
歴史上本当にあったこと。平和な現代日本ではとても考えつかないような、命をかけた出来事。戦争とは特攻とは。とても色々なことを考えさせられる内容の作品です。
人間魚雷回天についてうっすらとは知っていましたが、こんなにも恐ろしい兵器だったとは。自分自身が魚雷となって飛んでいき、命中するもしないにもかかわらず命を落としてしまいます。おそらく多くの読者が抱く、なぜそんなことをしなくてはならないのか?という疑問を、主人公の渡辺裕三もまた何度も何度も考えるわけです。
佐藤先生の描くキャラクターは本当に生きているような立体感があるので、彼らが苦しそうなら読んでいるこちらも苦しくなるし、彼らが悲しそうなら読んでいるこちらも悲しくなるといったように、現実の感情とリンクしてしまいます。
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重い
ブラックジャックやゴッドハンド輝など、医療漫画が好きでいくつか読んできました。どれも命を扱うという点でずっしりとした読後感があるのが特徴なのですが、なかでも重たかったと感じた作品がこのブラックジャックによろしくです。医療における問題にリアルに切り込んでいっているので、まるで現実のような重厚感があります。
特に辛かったのはガン患者の女性の回ですね。旦那さんがいて子供もいて、主婦として家庭を支えていた女性でした。そんな女性にガンを告知する辛さもそうですし、余命を告げることしかできない辛さ。医療はその女性にどれほどのことをしてあげられるのか、そんなことを考えさせられます。主人公は研修医ということで普通の医者よりも絶対的に経験値が足りないわけですが、よしんば優れた医者であってもどうしようもないシチュエーションだったと思います。医者は神ではない、改めてそのことを強く感じます。女性が亡くなることはわかりきっていたことではありますが、家族が悲しんでいる姿を見るのは身につまされるような思いでした。