佐藤秀峰の略歴
佐藤秀峰は、1973年12月8日生まれ、北海道出身の漫画家です。大学在学中より漫画家のアシスタントを務め、1998年に『おめでとォ!』でデビューを果たしました。綿密な取材をもとに作られたテーマ性のある物語や、人間の表情をしっかりと書き込んだ緻密な絵が特徴。発表する連載作は軒並み大ヒットし、人気の社会派漫画家としての地位を築いています。
佐藤秀峰の代表作
佐藤秀峰のおもな作品は、海難救助を中心とした海上保安官の活躍を描いた『海猿』(1999年)や、大学病院や医療現場を舞台に研修医の苦悩を描く『ブラックジャックによろしく』(2002年)、生存率0%の特攻兵器へ搭乗することになった、若者の苦悩と生き様を描いた『特攻の島』(2006年)が挙げられます。どれもドキュメンタリーのようなリアルさがある、名作となっています。
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医療漫画の名作
医療系の作品はそこまで読むことは無かったのですが、ドラマの『ブラックジャックによろしく』を妻夫木君目当てで見てことがきっかけで漫画を読んでみました。漫画ということもあり、医療現場についてかなりリアルに忠実に描かれているなと感じました。画のタッチのすごさもあって、ぐいぐいと引き込まれドンドンと読み進めてしまいました。生と死についてかなり考えさせられます。
徹さん
1位(100点)の評価
重い
ブラックジャックやゴッドハンド輝など、医療漫画が好きでいくつか読んできました。どれも命を扱うという点でずっしりとした読後感があるのが特徴なのですが、なかでも重たかったと感じた作品がこのブラックジャックによろしくです。医療における問題にリアルに切り込んでいっているので、まるで現実のような重厚感があります。
特に辛かったのはガン患者の女性の回ですね。旦那さんがいて子供もいて、主婦として家庭を支えていた女性でした。そんな女性にガンを告知する辛さもそうですし、余命を告げることしかできない辛さ。医療はその女性にどれほどのことをしてあげられるのか、そんなことを考えさせられます。主人公は研修医ということで普通の医者よりも絶対的に経験値が足りないわけですが、よしんば優れた医者であってもどうしようもないシチュエーションだったと思います。医者は神ではない、改めてそのことを強く感じます。女性が亡くなることはわかりきっていたことではありますが、家族が悲しんでいる姿を見るのは身につまされるような思いでした。[続きを読む]
社さん
1位(100点)の評価
医療のリアルを描く
ブラックジャックによろしく…医療を題材にした漫画は数あるが、その中でもとりわけリアルに医療業界のことが描かれているように思う。主人公の研修医・斉藤英二郎が見る医療現場の体制・現実・葛藤・・・。どうにもならない事象もしっかりと描いていく。医療の現場はこんなにも壮絶なのかと、とても考えさせられる話であったのは間違いない。読み進めていくと、とにかく泣ける。医療現場に携わる知人も現実味があると言っていたのが印象的だ。2003年に主演・妻夫木聡でドラマ化されている。
最強モードonさん
1位(100点)の評価