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Twitterでシェアまえがき
アメリカのように莫大な製作費をかけた派手な作品に比べて、アート性で勝負する個性的な作品が多い英国。独特の陰影のある映像、ひと癖あるキャラクター、深い社会性のあるストーリーが英国ドラマの魅力です。
2000年代に入って、その魅力にプラス、エンタメ性をたっぷり投入し世界的に大ヒットした『SHERLOCK/シャーロック』と『ダウントン・アビー』は文句なく面白い激推し作で1位、2位はすぐ決まりました。
でも、3位はかなり悩みました。女王エリザベス2世の半生を史実に基づき描いた『ザ・クラウン』や衝撃の実話同性愛スキャンダルをベースにした『英国スキャンダ セックスと陰謀のソープ事件』も面白かったのですが、ヘレン・ミレンの出世作『第一容疑者』を選びました。90年代の作品ですが、主役の女性警部が男組織のなかでの葛藤や奮闘する姿が現代にも通じるテーマのひとつで、色あせない魅力を放ちます。
2000年代に入って、その魅力にプラス、エンタメ性をたっぷり投入し世界的に大ヒットした『SHERLOCK/シャーロック』と『ダウントン・アビー』は文句なく面白い激推し作で1位、2位はすぐ決まりました。
でも、3位はかなり悩みました。女王エリザベス2世の半生を史実に基づき描いた『ザ・クラウン』や衝撃の実話同性愛スキャンダルをベースにした『英国スキャンダ セックスと陰謀のソープ事件』も面白かったのですが、ヘレン・ミレンの出世作『第一容疑者』を選びました。90年代の作品ですが、主役の女性警部が男組織のなかでの葛藤や奮闘する姿が現代にも通じるテーマのひとつで、色あせない魅力を放ちます。
ランキング結果
1位SHERLOCK(ドラマ)
引用元: Amazon
あらすじ・スト-リー | 陸軍の軍医としてアフガン戦争に従軍したジョン・ワトソンは戦傷故にイギリス本国へ送還されたが、STPD(心理的トラウマ)を抱えて過ごしていた。そんな苦しい生活のなかで、旧友にルームメイトを探しているシャーロック・ホームズという人物を紹介される。頭脳明晰で論理的思考に長けているホームズと天才的なひらめきと直感力をもつワトソンの名コンビが様々な難事件を解決していく。 |
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放送期間 | 2010年〜2017年 |
話数 | シーズン1〜シーズン4+特別編(全14話) |
メインキャスト | ベネディクト・カンバーバッチ(シャーロック・ホームズ)、マーティン・フリーマン(ジョン・ヘイミッシュ・ワトソン)、ルパート・グレイヴス(グレッグ・レストレード警部)、ユーナ・スタッブス(ハドソン夫人)、マーク・ゲイティス(マイクロフト・ホームズ)ほか |
2位ダウントン・アビー(ドラマ)
引用元: Amazon
あらすじ・スト-リー | イギリスのイングランド北東部にあるカントリー・ハウス「ダウントン・アビー」には、グランサム伯爵でありクローリー家の当主であるロバート・クローリーが住んでいた。当時の法律では、最近縁の男系(父系)男子一人のみに爵位と財産の全てを相続させる「限嗣相続制」が定められていたため、ロバートの後継者はいとこのジェームズであり、彼の娘たちは爵位も財産も継ぐことはできなかった。そこで長女のメアリーはジェームズの一人息子パトリックと婚約し、財産と爵位は子孫が継承しようとするのだが……。 |
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放送期間 | 2010年〜2015年 |
話数 | シーズン1〜シーズン6(全52話) |
メインキャスト | ヒュー・ボネヴィル(ロバート・クローリー)、エリザベス・マクガヴァーン(コーラ・クローリー)、ミシェル・ドッカリー(メアリー・クローリー)、ローラ・カーマイケル(イーディス・クローリー)、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ(シビル・クローリー)ほか |
豪邸が舞台の貴族と使用人の愛憎劇
イングランド郊外のお城のような大邸宅“ダウントン・アビー”を舞台に、名門の貴族ファミリーと使用人たちの暮らしぶりと仕事を描く作品。
1912年からの13年間、戦争、スペイン風邪、タイタニック沈没など歴史的な事件もエピソードに盛り込みながら、伯爵家の相続問題、三姉妹の恋愛、使用人の野望など人間ドラマが展開します。
いったい貴族はどんな生活をしていたのか?上流階級の人々の生活を覗いてみたいという願望を満たしてくれる作品でもあります。豪華なインテリア、美しい食器や繊細な装飾のドレスにうっとりしつつ、日々の夕食のためにわざわざドレスに着替える面倒さに驚いたり…。
登場人物が多い群像劇のなかで、注目したいのが、当主グランサム伯爵の母親ヴァイオレットと執事カーソン。ヴァイオレットのウィットに富んだ毒舌と、貴族と使用人を繋ぐ昔気質のカーソンの存在が作品の良きスパイス&潤滑油になっているのです。
3位第一容疑者(ドラマ)
タフな女警部の活躍と葛藤を描く
英国の刑事ドラマには珍しい女性が主役の作品です。男性中心の組織の中で、凶悪犯罪捜査を指揮するやり手女警部をヘレン・ミレンが演じ、のちに映画『クィーン』(2006)でアカデミー賞を受賞するヘレンのリアルな演技が光ります。
ヘレン演じるジェーン・テニスは警察内部で、女性ゆえの偏見や差別にさらされ、またその強烈なキャラで反発をかいながら、部下の男たちのお尻をたたき難事件を解決していきます。
児童虐待、移民など社会問題を取り上げる重厚な社会派作ですが、ジェーンがときにお酒に溺れたり、ときに歳下の部下と関係したりで、女性が権力を持つことの裏表を浮き彫りにした攻めてるドラマなのです。
あとがき
『SHERLOCK/シャーロック』と『ダウントン・アビー』は全世界で放送され大ヒット。その人気から映画化されました。こちらも最後の締めにぜひ観てほしい!映画版では舞台を原作のヴィクトリア時代に移したシャーロックのダンディな装いや執事カーソンのニヤリとさせられる活躍ぶりも見どころです。
英国ドラマは米国に比べて、各シーズンの話数が短い作品が多いので、週末ごとのお楽しみにするのもオススメですね。
英国ドラマは米国に比べて、各シーズンの話数が短い作品が多いので、週末ごとのお楽しみにするのもオススメですね。
あの名探偵を現代に蘇らせた!
誰もが知る名作ミステリー小説、シャーロック・ホームズの世界を現代にアップデート。颯爽とロングコートを着こなし、最新ツールを使いこなすシャーロック役のベネディクトカンバーバッチのカッコよさがダダ漏れ!
「コンサルタント探偵」を自称するシャーロックと相棒のジョン・ワトソンが、インターネットやGPSなどを駆使して難事件を解決します。シャーロックの視線に映る証拠品や人物の状態をモーショングラフィックによって字幕や図形て表現する演出は21世紀だからできたこと。
シャーロックと凶悪犯の長期の頭脳戦など、複雑な事件を解き明かすスリリングな面白さと同時に、人間関係が苦手な完璧主義者のシャーロックと、人間臭い現実主義者のジョンの絶妙なバディが最高に楽しませてくれます。