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ミバリさんの「ちゃお漫画ランキング」

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更新日: 2020/07/16
ミバリ

少女漫画マイスター

ミバリ

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まえがき

ちゃおは2002年あたりから読み始めています。
その前のことはわからないですが、全力でおススメさせていただきます。

ランキング結果

1エリートジャック!!

エリートジャック!!

引用元: Amazon

作者いわおかめめ
ジャンル少女漫画
出版社小学館
連載ちゃお、ちゃおデラックス(2012年〜)

世界一の頭脳を持つ少女漫画のヒロイン

勉強は好き?嫌い?めんどくさい?つまらない?
そういう気持ちを力技で吹き飛ばすシリーズ漫画です。

超エリート校・オメガ高校。みんな勉強していてギスギスしている。
そこに入学してきた相川ユリア、彼氏のシュリくんとラブラブの高校生活を夢見てる。生徒会長の野口は彼女が気に入らず、学力テストで勝負を挑みますが…実はユリア、超つき天才少女だったのです。
外国のエリートたちとのパイプラインを持ち、学校のトラブルも自由な発想で解決してしまう!
でもおしゃれも大好きだし遊ぶのも大好き、そしてシュリくん大好き。
天才とは、いろいろなことを拒絶せず取り入れてこそなのだと思います。
さらに、ユリアが提案する勉強方法は「勉強って楽しい!」と思わせるもの。
勉強ができること、知識があることは誇っていい。
この漫画は全力でちゃおっ子に語り掛けているのです。

2シンデレラコレクション

シンデレラコレクション

引用元: Amazon

作者今井康絵
ジャンル少女漫画
出版社小学館
連載ちゃお(2003年1月号〜2005年3月号)
巻数全6巻

地味な少女がモデルへ駆け出す、でもその道は

地味でおさげで眼鏡、秀才の新菜。しかしひょんなことから雑誌モデルのオーディションに参加してしまう。
笑えなくて困ってしまうがカメラを向けられると別人のように。
初回の「一切笑わないでポーズをとる」シーンに引き付けられました。
クラスのヤンキーな子と衝突したり、モデルのライバルに執拗な嫌がらせをされたりしますが、ニーナはモデルの面白さに引き付けられ、どんどん進んでいきます。
ジュニアブランドとのコラボものでしたが、それ抜きで読ませる漫画だったと思います。

3スパークララナギはりけーん

スパークララナギはりけーん

引用元: Amazon

作者もりちかこ
ジャンル少女漫画
出版社小学館
連載ちゃお(2004年5月号~2005年12月号)
巻数全4巻

くっだらねえ!毎月爆笑してたスポ根漫画

もりちかこ先生の作品の中で一番笑えた漫画ですね。
小柄で大金持ち、強気のナギと背が高くて気弱でド貧乏なララ。
でこぼこな二人がバレーを通して友情?を深めて強くなっていくお話…
なんだけど、毎回毎回いちいちライバルキャラが濃かったり
ララナギの必殺技がアホすぎてひどかったりでゲラゲラ笑ってました。
男性キャラがほぼ出てなかったのも潔かったですね。
この次の「とんでる!ポニーテール」も好きです。

4おやすみメモリーズ

おやすみメモリーズ

引用元: Amazon

作者笹木一二三
ジャンル少女漫画
出版社小学館
連載ちゃお(2013年11月号〜2014年1月号)
巻数全1巻

ちゃおの異色作。しかも実は恋愛漫画ではない。

好きだった幼馴染に、彼女ができた。
しかもその子は、私と全然違うタイプの子だった。

主人公の織(おり)は嫉妬と自己嫌悪でつぶれそうになっていた。好きだった子に、自分の存在を全否定されたも同じなのだ。
そんなとき、謎の雰囲気を持つ知鹿太郎に出会う。彼が所属する「石部」はシーグラスを集める部活。一緒に海でシーグラスを集めているうちにほっとしたような気がした。
しかし、織が幼なじみと送りあったストラップを、彼女が一生懸命探して「お揃い」と言ってきた。ド修羅場です。
織はそれを叩き壊してしまう。

こういうキリキリしたものをちゃおで読めるとは思ってもみませんでしたが、そこからの解決が間延びせず整理されていた。なにしろ3回連載だったわけですが…なかなかできることじゃないなと。
一方で織の心を救ってくれた知鹿太郎にも封印しなければいけない「感情」があり、お互いがそれに「おやすみ」を告げる話なのです。
で、織と知鹿太郎…付き合っていないんです。
付き合っていないんですよ。
悲しみとどう向き合うかがこの漫画のテーマであり、男女がそろっているけど恋愛漫画じゃなかった。そこも素晴らしいと思っています。

森田ゆき先生の作品はすべてが素晴らしい

中高生の何気ない、ゆるっとしたつまづきにそっと寄り添う、それが森田ゆき先生の作品です。

主人公・美乃里は小学生の時トロくてドジでからかわれていた。引っ越したので中学からは心機一転、イケてるグループに入って今までのキャラを封印していた。つもりだった。
ところが、グループに「みのりん」と呼ばれている女子がいる。昨日まではそんな子いなかったのに。そして、美乃里とそっくりなのにトロくてドジ…!みのりんは封印している自分なのだ。
だけどクラスメイトの間柴くんはみのりんを受け入れている。美乃里も間柴くんが好きなので、自然とライバルに。

「好きでもないテレビを見てみんなと合わせていて疲れるのに、なんでみのりんがうまくいってしまうのか」

みのりんはいわゆる「シャドウ」ですよね。隠したって封印したってどうしようもない。それは自分なのです。
小学校の同窓会に行くなどのハードイベントもありますが、全体的にゆるゆるほのぼのと読めるところもいいんですよね。

6放課後エデン

放課後エデン

引用元: Amazon

作者能登山けいこ
ジャンル少女漫画
出版社小学館

能登山さんの一番好きな作品

「キミソラ」「セカオワ」などのシリーズで大人気だった能登山けいこ先生の作品。一番好きかと思います。

主人公のくるみは通っていた中学が閉校してしまったため全寮制の学校へ。明るくて元気いっぱい、男子を背負い投げするようなくるみ。
そこで出会った匡太郎と最初から衝突してしまうが、彼の秘密に近づいたとき、好きになってしまう…

一度告白は失敗してしまうのですが、それでも諦めない強さを持つ主人公。そういう子になりたい!と思わせると同時に、寮生活の寂しさもチラリと見せる。くるみは読者に寄り添う存在です。
この後の作品は結構重くてハードになってしまったので、本当はこのくらいのお話がもっと読みたかったなと思っています。

7特攻サヤカ☆夜露死苦

特攻サヤカ☆夜露死苦

引用元: Amazon

作者和央明
ジャンル少女漫画
出版社小学館
連載ちゃお(2007年5月号〜2007年7月号)
巻数全1巻

ハイテンションすぎるヤンキーコメディ

和央明さんというとどちらかというと「姫ギャル」シリーズのほうが人気あると思いますが、特攻サヤカシリーズが出世作ですし、初めて読んだとき「すごいパワーだな」と思いました。

いじめられっ子だったサヤカ、田舎の学校へ転校するのをきっかけに、なぜかヤンキーキャラになる。本物のヤンキー・アオイくんのことを好きになるけど、中身が追い付かない!
でも、気合と根性でなんとかしていくサヤカの活躍っぷりがアホで豪快で笑えます。舞台がど田舎なのも面白かったし、他校のヤンキーもみんな田舎丸出しでしたからね。

812歳。

12歳。

引用元: Amazon

作者まいた菜穂
ジャンル少女漫画
出版社小学館
連載ちゃお(2012年9月号〜2019年11月号)
巻数全20巻

そろそろ王道を

ちゃおの歴史に残る名作です。小学6年生という微妙なお年頃に、恋愛をする意味はあるのか?いや、あるよ。と思わせた漫画。
年相応のいかにも主人公の花日とハイスペックすぎる高尾、
オカンじみちゃってる大人っぽい結衣と普通の小6な桧山。
それから、男の子が怖いカコと太陽のような性格の小日向君。
この3組の恋愛がかわるがわる繰り返されるシリーズです。

特に私は結衣編が好きです。お母さんを亡くし、お父さんは仕事で忙しい。いつもさみしい思いをしながら、それを笑顔で乗り切ろうとする結衣ちゃんの健気さが泣けるのです。そのうえ発育がよく、周りにいろいろ言われたりもする…結衣より背が低くて子供っぽいけど、曲がったことは絶対許さない桧山が結衣の支えなんですよ。

恋愛面だけではなく、授業参観や家庭の事情、塾の問題など、小学生の悩みの細かい部分にも作者の目が行き届いている丁寧な作品です。
こっちむいてみい子も近い作品ですが、長期連載で家族構成が時代とズレて来てるんですよね。

9オレ様キングダム

オレ様キングダム

引用元: Amazon

作者八神千歳
ジャンル少女漫画
出版社小学館
連載ちゃお(2009年4月号〜2014年7月号)
巻数全12巻

ヤガミン漫画のゆるぎない名作

ヤガミンこと八神千歳さんの作品といえばコレ!コレですよ!
一番長期連載していたと思います。
主人公ののは漫画家をやってる高校生。突然イケメン3人に囲まれて
逆ハーすぎて漫画描けないよ!状態なんですが・・
実はラブコメの半面、抱腹絶倒ギャグも入っているオイシイ作品です。
彼氏の黒澤くんにプレゼントをあげようと思ったらおばあちゃんとぶつかってしまい、プレゼントを取り違えて「ふんどし」渡しちゃったり。
そして彼氏ではないけどののが好きなイケメン・白馬くんがピエロ。
いつもどんなひどい目にあわされるのか楽しみに読んでました。
が、これから復活するらしいのです。楽しみです。

10サヨナラの温度

サヨナラの温度

引用元: Amazon

作者中嶋ゆか
ジャンル少女漫画
出版社小学館

少女漫画のゴールは、恋愛じゃない

こまやかな恋愛や、少年少女の成長を繊細なタッチで描く中嶋さんの作品。

主人公は引っ込み思案でそんな自分が嫌い…でも転校した先に、明るくて元気な男の子がいた。
彼と映画の話で意気投合し、聖地巡礼などをしてだんだん距離が近づくのですが、あと一個というところで彼が倒れてしまう。
実は重い心臓の病で、手術もできないらしい。余命はあと一年…
彼を気遣っても、逆に傷つけると分かった主人公はクラスメイトに声をかけてとあることをやり遂げるのです。

結末は寂しく悲しいものになってしまいますが、主人公は大きく成長していきます。
少女漫画というのは本来は少女の成長を描くもので、その中に「恋愛」があるだけなんですよね。今は、そこがちょっとズレているのかもしれません。

あとがき

もちろんきらりん☆レボリューションやみい子、ミルモやちびデビなどの人気作がたくさんあるんですけど、みんな好きですけどあえてのチョイスをさせていただきました。
ちゃおは面白い!キラキラが詰まってますよね!
あとやぶうち先生の「世界の果ての真ん中の」をお勧めしたかったのですが、増刊掲載だったため泣く泣く削除しました…

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