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厳しくも情に厚い武士(もののふ)
竹本さんは、石田三成と2役となりますが、こちらの柴田勝家はガラッと印象が変わり、ワイルドで無骨な武将を演じています。パッと聞いただけでは、同じ方が演じているようには思えないので、見事の一言に尽きます。初登場の「2」、続編の「3」、続々編の「4」までは、だいたい同じような性格ですが、「5」ではちょっと口調が荒いいぶし銀な漢(おとこ)と変化します。どのシリーズでも主君・織田信長に忠を尽くし、お市に対しては献身的に寄り添う姿に感銘を受けます。豪快なパワータイプですが、バンバン敵をなぎ倒していく様は爽快です。
義に目覚め、散っていった名将を熱演!
竹内さんのワイルドではなく、艶のある声質にピッタリのキャラクターだと思います。シリーズ屈指の人気キャラクターであり、親友・直江兼続や真田幸村はもちろん、加藤清正や福島正則などの豊臣子飼いの将たちとのエピソードには胸が熱くなります。正史通り、関ヶ原の戦いで戦死してしまいますが、初登場の「2」のストーリーでは関ヶ原で勝利し、江戸城に敗走した徳川家康との最後の決戦がオリジナルで描かれます。三成のストーリーは他の武将と比べても長く、そのため生き方や考え方の変化が丁寧に描かれてます。生きにくい性格で孤立していた三成が、兼続や幸村と出会うことで友情を知り、「義」という大切な心の支えを手に入れたことで何倍にも成長します。どのシリーズでも相変わらず憎まれ口を叩いていますが、胸の奥に宿る情熱はキラリと光っています。