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ホグワーツホグワーツさんの「学園マスキャラランキング」

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更新日: 2025/03/03

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ランキング結果

1篠澤広

篠澤広

引用元: Amazon

一線を画すエピソードの美しさ

花海咲季だから学マスは面白い

学マスが面白いのは間違いなく花海咲季のキャラクター性が魅力的だからだと思う。
入試トップにも関わらず、何より恐れているのは補欠合格の妹、花海佑芽。

誰よりもストイックである理由、勝ちにこだわる理由と読み進めていくと、どんどんと彼女の内面が描かれていき、最初とは違った印象になる素晴らしい演出。
彼女の内面は、あくまでも『内面』なので花海佑芽の目線で見た時に花海咲季は徹底してかっこいい姉である。
ここのギャップが彼女の魅力であり、学マスという作品が面白い理由でもある。
表から見ても、裏から見ても非常に魅力的なキャラクターとして作られているのである。

お互いがお互いのことを『ラスボス』と認識している、花海佑芽の対になる存在として最高のキャラクター性に仕上がっている。

また、十王星南との対比構造も大変興味深い。
二人は似ているようで違う、花海咲季が主人公である理由がここにあるのではないかと思う。

3花海佑芽

花海佑芽

引用元: Amazon

追ってくる存在として何より怖い

性能がピーキーかつ不器用すぎるがゆえに姉に負け続けている妹という王道主人公気質。
だが、数値で勝ってもなかなか姉には勝てないのが学マスの面白いところ。

学マスは本来ラスボスの姉を主人公に置いているところが王道であり邪道、かつ一番の作品の魅力であると思う。
同じ流れのストーリーを両面から見ることでまた違った印象を得られるのである。
これには、姉妹の対比構造と何より二人のキャラクターの魅力が無ければ成立しない。

花海佑芽というキャラクターは人によってはまっすぐすぎるおバカキャラとしか映らない可能性があるが、ここまで純粋でまっすぐであるからそれに応えようとする姉、花海咲季の苦悩もくっきりと浮彫りになる。
そして、花海咲季の目線で花海佑芽を見た時に、このまっすぐさはとても怖いものに映る。
追われる側から花海佑芽を見ると、怖いのである。
何より自分をリスペクトしている存在が、圧倒的に自分より速い速度でまっすぐ向かってくる恐怖。
ここが花海佑芽の何よりも魅力的な点であると感じる。
あのキャラクター性になったのも納得である。

花海佑芽は物語の起点として非常に重要であり、大変魅力的なキャラクターに仕上がっていると思う。

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