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連続ドラマデビュー作。今では正義感の強い役が多い沢村一樹の見ていてゾッっとする悪役っぷりと色気がたまらない。
爽やかなのに、バラエティ番組では下ネタ連発でエロ男爵とまで言われる沢村一樹の連続ドラマデビュー作である『続・星の金貨』は、ギラギラした雰囲気の漂う悪役。大沢たかお演じる主人公と竹野内豊演じる主人公の弟へ敵意を剥き出しにし、二人が勤める病院に入り込んだ挙句、弟をエレベーター事故で下半身不随に追い込み、院長である主人公には闇献金の濡れ衣を着せ、自らが院長の座を手に入れる。耳の聞こえない少女と病院長の息子との悲恋の物語の中で、ひとり愛を知らず愛より憎しみに身を委ねた悪魔のような役は、衝撃的で何年経っても忘れられずに印象に残っている。
3位偽装の夫婦
ゲイであることを隠して働く幼稚園の園長代理。沢村一樹が頼りなく時にオネエ言葉になる姿は新鮮で面白い。
カッコ良くて正義感の強い役柄が多い沢村一樹が、ゲイの役を演じたこの作品では、頼りなくてか弱い今までに見たことのない一面を見せてくれる。かつて、付き合った彼女の前から突然姿を消し、数年後、優しくて人懐こい幼稚園の園長代理として働いていたが、母親が余命わずかと知り、元カノに頼んで偽装結婚。その彼女はそのかつての恋愛がトラウマとなってすっかり人間不信に陥っていたものの、二人で生活するうちに気持ちや生き方が少しずつ変化して行く。元恋人から親友へ、そして偽装の夫婦へと変化して行く関係の中で、お互いの存在の大切さに気づく大人の恋愛は、ちょっと変わった関係性が笑いあり涙ありで面白かった。
ワガママな病院長の甥とその取り巻きを上手に操り、患者の病と真摯に向き合う天才外科医を演じる姿がカッコイイ。
手術の腕は日本トップクラス、見た目も中身も文句なしの完璧な医師を演じたDOCTOERS。医学会でも一目置かれる存在の医師である主人公の相良は、大学病院で働いている時に愛妻を病気で亡くしたことがキッカケで大学病院を辞め、民間病院へ赴任する。その病院では、外科医である院長の甥が、患者さんの意見や看護師の意見もろくに聞かず、他の取り巻き医師達と横柄な態度をとっていた。 相良は、そんな病院を日本一の民間病院にしようと、院長の甥や取り巻き達と時に対立し、時には上手に操り患者優先の病院へと導いていく。『こんな医師が現実にいたらいいのに』と思わせてくれるステキな医師役が沢村一樹にぴったりだった。