獅篭 shikago
公式動画: Youtube
初詣と焼き肉デートという“恋人たちあるある”に心ときめいていた整。ところが入った焼肉屋では、どうやら強盗が立てこもっていたようで、整とライカはいち早くそのことに気づき、店を出てから警察に通報した、という流れにはかなりしびれました。何か違和感を感じた時、そこを決して見逃さない。それが整とライカのすばらしい能力ですが、本来なら困った人や辛い状況にある人がいれば、誰もがそこに耳を傾けてほしい、2人はそう願っているようです。壮絶な虐待サバイバーである整たち。正確に言えば、ライカは親の虐待に遭っていた千夜子が生み出した別人格ですが、ライカの行動はすべて千夜子のためであっても、そういう過酷な状況にいる人たちをどうにかしたいという思いは整と一致していたのではないかと。ライカが千夜子について語った内容はかなりヘビーなものでした。今回も親からの壮絶な虐待を語る時のBGMはアヴェ・マリアです。千夜子は父親から日々暴力をふるわれ、サンドバッグ状態になっていて、何度も自殺を図っていたとか。「私は、千夜子の痛みを引き受けるためだけに生まれて来たんだ」と、ライカが語ったとおり、千夜子は虐待に堪えきれず、解離性同一性障害、いわゆる多重人格となったようです。ライカの「知ってるか?この病になる人間は性的虐待を受けてることが多いそうだ」という台詞にも言葉が出ませんでした。以前、ライカが病院のあちこちに暗号を仕掛けた理由は「違和感に気づいて行動する人。でもそれをすぐ人にしゃべったりしない人。私の代わりに動いてくれる人」を探していたためで、その結果、整に行き着いたようです。そして整は実際に、声を挙げられない人たちの苦悩を察知し、様々な事件に関わっていきました。ものすごい個人的な解釈となりますが、久能整という名前も、誰かの“苦悩”が整によって“整う”ことから名付けられたのではないかと深読みさえしてしまいます。ライカの存在は、特にそのことをわかりやすく代弁していました。ライカによると、千夜子が里親に引き取られ、新しい生活を始めることが決まったとのことでしたが、同時にそれは、整との別れも意味していました。これまで千夜子のためだけに存在してきたライカでしたが、彼女は整と過ごすうちに、ライカ自身としての幸せを見いだし始めたことに気づいたようです。「このままだと、消えたくない、ずっとここにいたい、そう思ってしまう。私がいたら、千夜子は幸せになれないのに」と静かに語るライカ。すべてを悟った整は、ライカの思いをしっかりと受け止め「僕にも傷があります。この傷の痛みは、ライカさんの傷と同じ痛みです」と胸の大きな火傷の痕(あと)を見せます。それを見てライカが「整くんの痛みも、代わってあげられたらよかったな」と語りますが、それを聞いた整の心情を思うと涙を禁じえませんでした。原作でも非常に刺さる台詞です。また、菅田さんと門脇さんが紡ぎ上げた一連のシーンも非常にエモーショナルでした。ようやくお互いを誰よりもわかりあえた存在に出会えたのに、別れなければいけないなんて……。心のなかでは想像しがたいほどの葛藤と悲しみを抱えつつも、決して感情を荒立たせることなく、淡々と言葉を交わしあったのは、相手の気持ちを痛いほどわかっているから。菅田さんたちの抑えた熱演が涙を誘いました。
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整くんとライカちゃんのコンビが超絶最高!!
初詣と焼き肉デートという“恋人たちあるある”に心ときめいていた整。ところが入った焼肉屋では、どうやら強盗が立てこもっていたようで、整とライカはいち早くそのことに気づき、店を出てから警察に通報した、という流れにはかなりしびれました。
何か違和感を感じた時、そこを決して見逃さない。それが整とライカのすばらしい能力ですが、本来なら困った人や辛い状況にある人がいれば、誰もがそこに耳を傾けてほしい、2人はそう願っているようです。壮絶な虐待サバイバーである整たち。正確に言えば、ライカは親の虐待に遭っていた千夜子が生み出した別人格ですが、ライカの行動はすべて千夜子のためであっても、そういう過酷な状況にいる人たちをどうにかしたいという思いは整と一致していたのではないかと。
ライカが千夜子について語った内容はかなりヘビーなものでした。今回も親からの壮絶な虐待を語る時のBGMはアヴェ・マリアです。千夜子は父親から日々暴力をふるわれ、サンドバッグ状態になっていて、何度も自殺を図っていたとか。
「私は、千夜子の痛みを引き受けるためだけに生まれて来たんだ」と、ライカが語ったとおり、千夜子は虐待に堪えきれず、解離性同一性障害、いわゆる多重人格となったようです。ライカの「知ってるか?この病になる人間は性的虐待を受けてることが多いそうだ」という台詞にも言葉が出ませんでした。以前、ライカが病院のあちこちに暗号を仕掛けた理由は「違和感に気づいて行動する人。でもそれをすぐ人にしゃべったりしない人。私の代わりに動いてくれる人」を探していたためで、その結果、整に行き着いたようです。そして整は実際に、声を挙げられない人たちの苦悩を察知し、様々な事件に関わっていきました。
ものすごい個人的な解釈となりますが、久能整という名前も、誰かの“苦悩”が整によって“整う”ことから名付けられたのではないかと深読みさえしてしまいます。ライカの存在は、特にそのことをわかりやすく代弁していました。ライカによると、千夜子が里親に引き取られ、新しい生活を始めることが決まったとのことでしたが、同時にそれは、整との別れも意味していました。
これまで千夜子のためだけに存在してきたライカでしたが、彼女は整と過ごすうちに、ライカ自身としての幸せを見いだし始めたことに気づいたようです。「このままだと、消えたくない、ずっとここにいたい、そう思ってしまう。私がいたら、千夜子は幸せになれないのに」と静かに語るライカ。すべてを悟った整は、ライカの思いをしっかりと受け止め「僕にも傷があります。この傷の痛みは、ライカさんの傷と同じ痛みです」と胸の大きな火傷の痕(あと)を見せます。それを見てライカが「整くんの痛みも、代わってあげられたらよかったな」と語りますが、それを聞いた整の心情を思うと涙を禁じえませんでした。原作でも非常に刺さる台詞です。
また、菅田さんと門脇さんが紡ぎ上げた一連のシーンも非常にエモーショナルでした。ようやくお互いを誰よりもわかりあえた存在に出会えたのに、別れなければいけないなんて……。心のなかでは想像しがたいほどの葛藤と悲しみを抱えつつも、決して感情を荒立たせることなく、淡々と言葉を交わしあったのは、相手の気持ちを痛いほどわかっているから。菅田さんたちの抑えた熱演が涙を誘いました。