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2位さくら(小説)
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引用元: Amazon
『さくら』は、作家・西加奈子が著した小説である。2005年2月23日に単行本、2007年12月6日に文庫本が小学館から刊行された。風変わりではあるが、幸せに暮らしていた両親と3人の兄妹。しかし、ある日長男が交通事故に遭遇したことで、その幸せの構図が崩れていきそうになる。そんな中でも唯一変わらない愛犬の「サクラ」を通して、神様から送られた絶望とも取れる運命の構図をユーモアを持って受け取ろうと試みる物語である。
西加奈子さん世界観に引き込まれる!
独特で優しい世界観に序盤から引き込まれ、ラストに近づくに連れて重たいパワーを感じます。疲れているときには読めないような作品です。
楽しさや人間臭さ、切なさや悲しさ。苦しいけど最後に「希望」を見せてくれる。
感情が揺さぶられっぱなしでした。
アイの強さに注目
主人公のアイと自分の性格を重ねすぎてしまい、物語には納得できない箇所もありましたが、自分の感情に囚われ傷ついて苦しんでいるアイの姿から最後まで目を話すことができませんでした。
アイの生き様をガツンとぶつけられたような強さを感じることができました。
大人になってから読み返すと面白い
子供は未知で無垢。そんな子供たちにとって大人はお手本になるべく存在。
だけど大人だって日々成長の過程にあり続けているんだなと考えさせられました。
子供から大人へ成長すること、変化することを受容し、子供の延長線上にあることを忘れてはいけない。そんな気がしました。
夫婦という関係の不思議さと愛しさを感じる
ムコさんとツマは仲のよい夫婦だけど、夫婦でも言えない悩みや葛藤があり、その暗さが丁寧に描かれているところが面白い。
夫婦って他人だけどそれでも支え合って生きていく。夫婦の関係って不思議だなと考えさせられました。
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何者でもない自分に向けた一冊
主人公の歩と正反対の姉の両者の生き方の違いが、兄弟ってこういうところあるよなと納得してしまい面白かった。
何者でもない自分を信じ、そんな自分を探していく姿に後半は感情移入させられました。
長い物語ですが、独特の展開や登場人物の設定の巧みさでどんどん引き込まれ飽きずに読むことができました。