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はらたいらさんの「弘兼憲史の漫画ランキング」

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更新日: 2020/12/07

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ランキング結果

報道の世界

漫画のなかでも珍しい報道の世界を描いた物語で、ニュースの裏側にスポットが当たっており、真実をいかに正しく視聴者へ届けるか、現場における熱量と意気込みに圧倒された。

現場の臨場感も伝わってきて、1分1秒を争う緊張した展開に、手に汗握る感じ。エピソードのなかには東条英機の処刑の謎を解明しニュースにするというものもあり大変興味深く読ませていただいた。

主人公にすえているのは敏腕かつ情熱あふれるプロデューサー。正義感が強く責任感にも溢れている理想の上司。自分もこうでありたいと思い描く理想的な人物。

弘兼作品といえば島耕作を1番にあげる人も少なくないと思うが、個人的に1番好きなのはこのラストニュースだ。

若手時代

部長になり、社長になり、会長にまで上り詰めた島耕作にだって、理不尽な怒りをぶつけられ、人知れず流した涙を拭きながらなにくそとがむしゃらに働いた新人の時代があった。とはいえそこはさすが島耕作。新人らしい初々しさや情熱だけでなく、冷静さも兼ね備えた男だということがよくわかる。

何よりモテることモテること。シリーズを通してモテモテの島耕作だが、先輩の女性を瞬く間に落としていくさまは、年齢を重ねていくなかで育まれた際の深みだけではなく、人としての魅力からだということを実感する。同じおじさんとして正直羨ましい。

本格派

本格派の政治ドラマと銘打たれることもあるが、まさにその名に恥じぬ重厚な作品だと思う。
主人公の加治はもともとサラリーマンだったのが、代議士の父親が死んだことで政界への縁故が生まれ、政治家としての道を踏み出していく。
衆議院選挙に出馬してからはめまぐるしく状況も変わり、父親の事故死が実はほかの議員の汚職を隠すための仕組まれたものだったとか、外務大臣としてロシアや中国などの国々の代表と渡り合ったりと面白い。

信頼できる議員がほとんどいない日本の現状を見ると、加治のような義にあつく真摯でまっすぐな政治家に、決して順風満帆とはいえない日本号の舵取りをやってもらいたいものである。

4課長島耕作(漫画)

課長島耕作(漫画)

引用元: Amazon

作者弘兼憲史
ジャンル青年漫画
出版社講談社
連載モーニング(1983年~1992年)
巻数全17巻

6黄昏流星群

黄昏流星群

引用元: Amazon

作者弘兼憲史
ジャンル青年漫画
出版社小学館
連載ビッグコミックオリジナル(1995年22号~)
巻数-

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