1分でわかる「弘兼憲史」
リアリティある世界観が魅力!漫画家・弘兼憲史
弘兼憲史は1947年9月9日生まれ、山口出身。現代社会を生きる大人から、圧倒的な支持を得ている漫画家です。サラリーマンとして松下電器産業(現・パナソニック)に3年勤めていた経験を活かし、大人の葛藤や恋愛模様をリアリティある描写で演出しています。代表作である『課長島耕作』シリーズは、1983年から「モーニング」にて連載され、コミック累計発行部数4000万部を突破しました。
弘兼憲史の代表作
前述の『課長島耕作』シリーズ以外にも、数多くの名作を世に送り出してきた「弘兼憲史」。異なる視点から死を描いた『人間交差点』(1980年〜)、報道番組と社会との闘いを捉えた『ラストニュース』(1991年〜)、食品会社のエリートが政治家に転身して奮闘する『加治隆介の議』(1991年〜)、中高年の恋愛を描いた『黄昏流星群』(1995年)など、人間味あふれる弘兼憲史ならではの漫画作品が多数です。
本格派
本格派の政治ドラマと銘打たれることもあるが、まさにその名に恥じぬ重厚な作品だと思う。
主人公の加治はもともとサラリーマンだったのが、代議士の父親が死んだことで政界への縁故が生まれ、政治家としての道を踏み出していく。
衆議院選挙に出馬してからはめまぐるしく状況も変わり、父親の事故死が実はほかの議員の汚職を隠すための仕組まれたものだったとか、外務大臣としてロシアや中国などの国々の代表と渡り合ったりと面白い。
信頼できる議員がほとんどいない日本の現状を見ると、加治のような義にあつく真摯でまっすぐな政治家に、決して順風満帆とはいえない日本号の舵取りをやってもらいたいものである。
はらたいらさん
3位(90点)の評価
政治
政治になじみのない自分でも楽しめたお話です。主人公の心情など共感できることも多くてうなづきながら読んでいた記憶があります笑
ぶっぱさん
1位(100点)の評価