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不器用で頑固一徹な生き様にシビレました。
高倉健演じる佐藤乙松は、定年退職を目前に控えた老鉄道員。その半生を描いたこの映画は、ありきたりの設定でありながら、不器用で頑固一徹な乙松の生き様に感動を覚えたのは、高倉の演技力だと思います。また、一人娘をなくした日も、妻を亡くした日も駅に立ち続けた姿は、愚直な印象の強い高倉そのものでシビレました。「鉄道員」での乙松の生き様は、私の憧れです。
深い愛のカタチを見た気がします。
不器用な生き方をする役柄が、高倉健には似合います。島勇作役を演じた「幸福の黄色いハンカチ」では、特にそう思いました。脇を固めた武田鉄矢と桃井かおりとの奇妙な出会い、チョイ役ながら出演していた渥美清とのやり取りなど、見どころは盛りだくさん。そして、妻役の賠償千恵子が、勇作を待っていたことの目印、鯉のぼりの竿に黄色いハンカチ、それも1枚ではなく何枚もぶら下げていて、それを見た高倉健の表情に男の純真さや弱さを感じ、深い愛のカタチを見た気がします。
男の中の男・高倉健と出会った作品です。
「網走番外地」の舞台が、生まれ故郷から車で40分程だったことから興味を持ち、劇場公開から20年後くらいにレンタルビデオで鑑賞。古臭い白黒の画面が逆に新鮮で、話が進むにつれ、高倉健演じるヤクザ・橘真一の一挙手一投足に釘付けになりました。網走刑務所の微罰房での回想シーンは、ヤクザになった経緯、渡世の義理から人を殺めて逮捕されるシーンに背中がゾクゾクしたのを覚えています。また、線路に手錠の鎖を乗せ、通過する列車で切断するラストの場面は迫力満点で、高倉の役者魂を感じました。