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世界でトップクラスのエンターテイメントを世に送り出す名作揃いの韓国コンテンツの中から選りすぐりの面白い韓国映画を紹介します。
ぜひ、ご覧ください。
ランキング結果
1位新しき世界
引用元: Amazon
制作年 | 2013年 |
---|---|
上映時間 | 134分 |
監督 | パク・フンジョン |
メインキャスト | イ・ジョンジェ(イ・ジャソン)、チェ・ミンシク(カン・ヒョンチョル)、ファン・ジョンミン(チョン・チョン)、パク・ソンウン(イ・ジュング)、ソン・ジヒョ(シヌ)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | http://www.atarashikisekai.ayapro.ne.jp/ |
動画配信サービス | U-NEXT:なし Amazon Prime Video:配信中 Netflix:なし Hulu:なし |
序盤と終盤で物語の見え方が変わる!?圧倒的な脚本力で描かれる愛の物語
韓国のシルバー世代の恋愛を描いた愛に溢れる可愛らしく愛おしい最高の映画です。独り者のおじいさんがにとある女性に恋をする様子を、ふたりを取り巻く近所の住人の姿を交えてあたたかく描きます。
韓国映画に注目が集まるきっかけとなった「シュリ」(1998)や「ブラザーフッド」(2003)でメガホンを握った韓国のヒットメイカーカン・ジェギュ監督が贈るちいさなちいさな愛の物語。
序盤はよくわからないような展開に多少困惑してしまうかもしれません。でもそれこそ、韓国映画のすごいとこ。
もう映画の"思うツボ"に観ている人はハマっているんです。
それにしても韓国映画といえば脚本が大得意。
序盤のときめきからの、ラストに向かう感動。
映画のヒミツが明らかにされたときは、涙が止まらなくなるはず。
大人に響くほろ苦さに出会ってみてください。
韓国映画特有の重々しい雰囲気が全くないので、韓国映画初心者にもおすすめできます。
ハリウッドのとある映画のリメイクなのですが、韓国映画として生まれ変わったこちらの作品の方が正直、より好みです。
最後にもう一度、言います!
う〜んと唸る、さすがの脚本力!
キング・オブ・骨太映画!実在した諜報員をモチーフに描く説得力抜群のスパイ映画
日本でも大流行を生んだ「愛の不時着」とは異なる角度から描いた南北の分断モノ。
実在するスパイの話を脚色して作られました。核開発をめぐって揺れる北朝鮮に商人として潜入し、権力の上層部に接触せよという指令を受けた韓国の国家安全企画部の工作員(韓国のスパイ)の話がモチーフ。
彼のコードネームは映画のタイトルにもある”黒金星”でした。
一度のミスでも命が危なくなる状況下、黒金星はついに最高権力者である金日正(キム・ジョンイル)に直接の接見を認められるまでの関係になっていきます。
ジェームズ・ボンドやイーサン・ハントの活躍するスパイ映画のようなアクションはありません。
韓国本国ではこの映画を宣伝する際に"マウスアクションという言葉を使いました。どういうことかといいますと、会話しているシーンで戦っているように見せたからだそうです。
そのように身体をつかったアクションは控えめですが、代わりに物語にしっかりとした厚みがあり、ワンシーンワンシーンの説得力と本物感から生まれる見応えがすごいです。
そして、国と国を越えて生まれた男と男のかけがえのない友情にひたすらグッときます。物語がリアルだからこその唯一無二の作品です。
それにしても、どうしてこんなにもパーフェクトな映画が作れるのでしょうか?
1度みてもゾッコンになる面白さですが、とにかく内容が濃いので何度みても新しい発見があるはず。
より深くリアリティに触れるためには時代背景をきちんと知っておくと、すべての字幕を理解できるかもしれません。
ワードとしては「金大中」「国家安全企画部」「金正日」などといった予備知識があればより作品に没入できるはずですよ。
キング・オブ・韓国ノワール!ドラマチックでヤミツキになるギャング映画
ここまで徹底的に人物を描くのだから、韓国映画は世界と闘える。
そう確信したのがこちらの1本。
犯罪組織に潜入する警察官が、組織のナンバー2との友情と職務の間で葛藤する様子を描いたいわゆる"潜入捜査モノ"です。
力強い演技も、残酷な描写も、涙するストーリーも、心をえぐる脚本も、美しい音楽もどこを切り取っても百点満点。
たくさん映画と出会ってきた私が、人生でもっとも痺れた映画の1つです。
潜入捜査モノというジャンルは各国で多々作られていますが圧倒的な緊迫感と熱量があります。
騙し合い、偽りの環境下でも生まれる男と男の熱い絆に涙しました。
この映画に出てくるような強い絆を、私は持っていないかもしれない。
どこまでも血生臭いこの友情が、なんでこんなにもうらやましいのだろうと。
自分の心を覗くきっかけにもなるんです。
演者面では誰の演技が好きだったか総選挙できてしまうほど主要キャラ全員がうまいのですが、個人的には裏社会の組織No.2を演じるファン・ジョンミンの兄貴役にベストアクトを捧げます。
普段はニコニコしながら、ギャグばっかり言っている面白いアニキなのに、バイオレンスシーンで見せる狂気のギャップに何度も目眩がするはずです。
セリフを発さない沈黙のシーンでは、役者たちが顔だけですべてをものがたります。
これぞ、本当の顔芸!
ちなみに韓国映画ではファン・ジョンミンとマ・ドンソクとソン・ガンホの出ている作品をチョイスしておくと面白い作品に出会える可能性がぐっと上がります。韓国映画は顔面相撲!
強い顔力を持つキャストが出てる映画は、キャラクターも作品力も強い傾向にあり。
この3人の名前だけは、ぜひ覚えてくださいね。