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1位Shall we ダンス?
引用元: Amazon
2位笑の大学
三谷喜劇と役所広司さん。
三谷幸喜監督が舞台用に描き下ろした脚本を映画化したもので、終始取調室一室の場面のみで物語が展開されていきます。ということは、場面転換やカットバックなどによる映画的な手法のごまかしが効かず、役者の素の演技力が大きく作品の成否を分けるということです。この難しい作品に対して、役所さんの演技力は十二分以上に必要に応えています。職務に忠実ながらも融通の効かない検察官が、劇作家との出会いによって徐々に表現の楽しみに目覚めていくさまは、ある意味では「Shall we ダンス?」とも共通したテーマ設定と言えるかもしれません。
3位タンポポ(映画)
実は伊丹監督の名作にも出演していた若き日の役所さん
伊丹監督のたんぽぽは山崎努さんと宮本信子三主演ですが、オムニバス的なこの作品の一角には、まだそこまで有名ではなかった頃の役所さんが出演しています。しかし、その演技力は若い頃から少しも変わることはありません。役所さんはこの映画の中でかなり際どいシーンを連続して演じており、特にあまの女性と牡蠣をやりとりする場面などは見ているこちらが恥ずかしくて目をつむりたくなります。どんな演技にでも妥協することのない役所さんの役者魂が垣間見れる一作です。
ハリウッドリメイクもされた日本映画の傑作。
90年代の日本映画に燦然と輝く周防正行監督による傑作です。順調な生活を贈りながらもその平凡さに疲弊しているサラリーマンという役に、自身も公務員であった役所さんはまさにはまり役で、社交ダンスと草刈民代三演じる講師の女性との出会いによってどんどん人生に輝きを見出していく中年男を、見事に演じきっています。社交ダンスという、優雅そうでありながらあまり馴染みがない世界を題材としたこともとても良い着眼点で、終始興味深く視聴することができます。