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SYOさんの「泣ける映画ランキング」

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更新日: 2020/08/19
SYO

映画ライター/編集者

SYO

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まえがき

「泣ける映画」……非常に難しいお題です。切り口を「誰もが泣ける」にするべきか……それとも「自分だけが泣いた」にするべきか……。

悩み抜いた結果、今回は「私自身がここ3年間で泣いた」映画を、各年代で選出することにしました。2018年と2019年、そして2020年のランキング作成時点(2020年8月)まで。

めちゃくちゃ個人的なランキングですが、ご容赦いただければ幸いです。

ランキング結果

1ロマンスドール

ロマンスドール

引用元: Amazon

制作年2019年
上映時間123分
監督タナダユキ
メインキャスト高橋一生(北村哲雄)、蒼井優(北村(小沢)園子)、浜野謙太(両角)、三浦透子(ひろ子)、大倉考二(原田)ほか
主題歌・挿入歌やさしいままで / never young beach
公式サイトhttps://romancedoll.jp/

2020年上半期1番泣いた映画

もう嗚咽です。中盤以降、ほぼずっと泣きっぱなしでした。

ラブドール職人と、その妻の切ない愛の物語。

「人工乳房を作るため」と嘘をついて協力してもらった女性に、ひとめぼれしてしまった男性。2人はやがて結ばれるのですが、彼は「自分がラブドール職人」とは言えないままで……。一方、妻も夫に言えない秘密を抱えており……。

お互い「噓」を抱えた夫婦が、傷つけたり傷ついたりしながらやがて真実の愛に向かっていく物語です。

愛のかたちってきっと、不格好で、でもその2人だけが納得できるものだと思うのです。夫婦であればなおさら。『ロマンスドール』はそうした、「2人だけの正解」をとても暖かく、優しく描いている作品です。

高橋一生さんと蒼井優さんの空気感やセリフのやり取りが本当に自然で、でもちょっと痛みも伴っていて、素晴らしいとしか言いようがない。

きっとこの先も、何度も観てしまう作品だと思います。

2マリッジ・ストーリー

マリッジ・ストーリー

公式動画: Youtube

制作年2019年
上映時間136分
監督ノア・バームバック
メインキャストアダム・ドライヴァー(チャーリー)、スカーレット・ヨハンソン(ニコール)、アラン・アルダ(バート・スピッツ)、ローラ・ダーン(ノラ・ファンショー)、レイ・リオッタ(ジェイ・マロッタ)ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイトhttps://www.netflix.com/jp/title/80223779

2019年最も泣いた映画

2019年は、たくさん泣きました。いい映画ばかりでした。ファン的には『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』で号泣しましたが、そういった"積み上げ"を抜きにしたら、一番泣いたのがこの『マリッジ・ストーリー』です。

互いのこれからを考えて、離婚を選んだ夫婦。最初は円満に別れるはずだったのに、裁判にもつれ込んでしまう……。連れ添った期間も今も、他の人には抱かない"愛情"が確かにあるのに、すれ違ってしまう男女がもう切なくて切なくて……。

離婚協議中に、互いの愛情に気づく瞬間や、感情が爆発して言い争った後で我に返り、お互い謝罪するシーン(この場面、アダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンの演技がすさまじくて、鳥肌が立ちます)などなど、このコメントを書いている時点で視聴から1年弱経ったのに、鮮明に覚えている場面の多いこと。

本作を手掛けたノア・バームバック監督は『イカとクジラ』など生活感あふれる悲喜劇を作る天才ですが、夫婦のありのままの姿を描きつつ、美しいラブストーリーに仕上げた手腕は、実に見事です。

個人的な余談ですが、恋人同士の悲恋も切ないのですが、近年は家族や夫婦の物語の方が沁みるようになってきた気がします。

3追想(2018年)

追想(2018年)

引用元: Amazon

制作年2017年
上映時間110分
監督ドミニク・クック
メインキャストシアーシャ・ローナン(フローレンス・ポンティング)、ビリー・ハウル(エドワード・メイヒュー)、エミリー・ワトソン(ヴァイオレット・ポンティング)、アンヌ=マリー・ダフ(マージョリー・メイヒュー)、サミュエル・ウェスト(ジェフリー・ポンティング)ほか
主題歌・挿入歌-
公式サイト-

2018年最も泣いた映画


とても心痛な映画『シシリアン・ゴースト・ストーリー』、映画化した嬉しさで上映開始した時点で泣きはらしていた『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~』、ほかにも『万引き家族に』『ワンダー 君は太陽』『リメンバー・ミー』などなど……。ただその中でも、最も純粋な涙だった気がするのが、この『追想』です。

本作はちょっと変わった作りになっていて、「わずか6時間で別れた夫婦」の破局理由が紡がれていく作品になっています。つまり最初から、バッドエンドを観客はわかっている。そんな中で、2人が出会い、距離を縮め、結婚を意識していく姿を丁寧に描いていくのです。
観てるだけで胸が苦しくなるし、「どうして別れちゃうの……?」と切なさが倍増していきます(それだけ人物描写が丁寧な作品なのでしょう)。

2人が別れてしまった理由や、その背景にあるものに、観た方は様々な感情を抱くことと思います。共感する方、受け入れられない方……。
でもそれこそ、映画の映画らしさというか、「正解は一つじゃない」「恋愛における最大の正解は、当事者が決めるもの」というメッセージを感じられる気がして、個人的にとても好きです。

映像も音楽も演技も衣装も美しく、非常に純度の高い映画であることも、本作の素敵な部分。心に沁みる良作です。

あとがき

こうやって改めて選出すると、3作品とも「夫婦」がテーマの映画でした。やはり「泣ける映画」には、個々人の趣味嗜好が反映されるように思います。

皆さんもぜひ、「自分が泣いた映画」をいくつか並べてみてください。きっとそこには、普段なかなか見えない"自分らしさ"が、詰まっているはずです。

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