翔さんの「中島みゆきの曲ランキング」

名曲

ままならない想いを抱え、その想いは報われず忘れることもかなわないのなら、せめて”おまえ”を思い続けたい。たとえ今生離れ離れで生きていくとしても、どこかで微かにでも繋がっていたい。そして私が人生を終えたとき、”おまえ”が少しでも泣いてくれたなら…。
そんなささやかな願いすら叶わない世の不条理さ、残酷さは分かっている。それでも「”おまえ”も私との別れを惜しんでくれている、私に生きろと思ってくれている…」なんて愚かにも信じ込めたなら、人生という大荒れの海をこの先もひとりで越えていけるんだ。
（あくまでも一個人の解釈です）

中島みゆきの歌は海の歌が結構多いが、その中でも”私”が当事者として海の中にいるというのはなかなかに珍しい気がする。

（彼女の歌は大体そうなのだが）カラオケで歌うと途中で泣けてくる。
叶わぬ恋に悲嘆しながらも、自分の胸に希望の灯を抱きながら前を見てひとりでも生きていく。
そんな歌。