ランキング結果をSNSでシェアしよう
Twitterでシェアランキング結果
とにかく可愛い。
京極さんの小説は妖怪が出てくるものが多いけれど、その中でただただ可愛い。
笑ってみたりほんわかしてみたり、豆腐小僧の在り方に和まさせられる。
そんな可愛い豆腐小僧の成長を見守るような、それでいて考えさせる部分もある。
ひたすら考えさせられる。
読み進めれば読み進めるほど気分が重く、もやもやした気分になっていく。
誰もかれもが文句ばかり。だけどそれがとても人間らしい。
読んでいる最中も読み終わったあとも「人間ってなんだろう」とひたすら考えさせられる。
全く異なる事件が収束していく面白さ。
縁もゆかりもないような複数の事件が一つの事件に繋がっていくのがとにかく面白い。
「あ、繋がった!」となった瞬間は、頭の中の霧が晴れたよう。
また過去の作品の人物や出来事も関連し、事態が複雑になればなるほど、それが解明していく時の爽快感が堪らない。