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【人気投票 1~18位】京極夏彦の書籍ランキング!みんながおすすめする作品は?

魍魎の匣(小説)姑獲鳥の夏鉄鼠の檻(小説)絡新婦の理(小説)嗤う伊右衛門(小説)巷説百物語百器徒然袋 雨後巷説百物語塗仏の宴今昔続百鬼 雲

このお題は投票により総合ランキングが決定

ランクイン数18
投票参加者数31
投票数106

妖怪小説・時代小説を多く手掛け、妖怪研究家としても知られる京極夏彦。そこで今回は『京極夏彦作品』のおすすめランキングを皆さんの人気投票により決定!激動の幕末を鬼として生きた新撰組副長の物語『ヒトごろし』や、アニメ化・漫画化・映画化もされたデビュー以来の人気シリーズ『巷説百物語』、デビュー作である姑獲鳥の夏を含む人気シリーズ『百鬼夜行』など代表作は何位にランクインしたのか!?あなたを夢中にさせた作品も教えてください。

最終更新日: 2023/12/11

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ランキングの前に

1分でわかる「京極夏彦」

ホラー小説の大家「京極夏彦」

1963年生まれ、北海道出身の作家「京極夏彦」。1994年に『姑獲鳥の夏』でデビューします。この作品がきっかけで『メフィスト賞』が創設されるなど小説業界に大きな影響を与えました。また『姑獲鳥の夏』を第1作として、アニメ化もされた名作『魍魎の匣』や『狂骨の夢』、『鉄鼠の檻』などが百鬼夜行シリーズと呼ばれ、人気を博します。このシリーズは、妖怪と推理を掛け合わせた、新しい推理小説のスタイルとして確立されました。その他にも最初にアニメ化された作品『巷説百物語』や唐沢寿明主演で映画化された『嗤う伊右衛門』や衝撃なタイトル『死ねばいいのに』などを世に送り出します。近年では2018年に『ヒトごろし』、2019年に『ヒトでなし: 金剛界の章』を発表。多くのファンが新刊を心待ちにしています。

始まりは暇つぶし

京極夏彦は元々、アートディレクターとして働いていました。しかしバブルの崩壊により仕事が減ります。必然的に仕事がすぐ終わってしまい暇になってしまいますが、早く帰るのは同僚に悪いと思い、終業時までの暇潰しにと小説の執筆を始めました。身内に見せるだけにするつもりが「お金がない」「子供が産まれる」などの理由から、講談社に自分の書いた小説を送ります。これが代表作『姑獲鳥の夏』でした。

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順位の決まり方・不正投票について

ランキング結果

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期待の京極堂シリーズ2作目

なんと言っても本が分厚い。
読み終えるまでに何時間かかったか数えられない。
しかし、読み終えたときの快感と「今回も一件落着で終わった……。」という感情が津波のように押し寄せてくる。
冒頭から気味の悪い京極ワールド全開の内容となっているが、姑獲鳥の夏を読み終えてからがおすすめ。

ゆっきー

ゆっきーさん

3位(90点)の評価

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絡みあう感情と人間関係、美と醜、正気と狂気が対照的に描かれている点です。

京極堂を初めとしたメインメンバーの大半が、本作品の中に登場する事件に関わっています。
命とは、美とは、正気とは、幸福とは、愛とは、という問いかけに対して、対照的な事象や主張が出てきて、それらが一つの結末に向かって収斂していく様子は圧巻の一言。
それらの収斂を経たラストシーンが、それまでのプロセスゆえにとても美しいのです。
傍から見れば、ただの狂気。ですがそれは、それまでのプロセスを読んできた読者にとって、確かに幸福の一形態なのだろうと感じ、哀しさも同時に感じるという読後感は、この作品独特のものではないでしょうか。

Das Paradies

Das Paradiesさん

1位(100点)の評価

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覗いてはいけない世界を覗いてしまった

とある偏愛をする登場人物の描写が凄すぎて、その登場人物の深淵を覗きこんだような感覚に陥った作品。さらに恐ろしかったのは自分まで彼の偏愛に対しておぞましいと思わずそれもまた一つの愛の形だったのだろうか、などと思わされてしまうくらいにその登場人物が魅力的だったこと。

よっぺい

よっぺいさん

4位(85点)の評価

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1作目にして最高傑作

京極堂シリーズ第1作目の姑獲鳥の夏は、不気味で非常識なのにカラクリがわかれば常識的な内容。
個人的には妖怪推理小説と呼んでいるが、このシリーズには妖怪は一切登場しない。
否、登場しても実際にはいないのである。
なぜなら、本書の言葉を借りて言うのであれば「世の中には不思議なことなどないのだよ」ということである。
キャラクターの個性が立っていて、ショッキングな場面で間抜けな人物もちらほら見受けられる。
そこが京極堂シリーズの特徴だと考えている。

ゆっきー

ゆっきーさん

1位(100点)の評価

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夏の小説。

京極堂シリーズの第一作として強烈なインパクトを残しました。狂気に満ちた世界の中で、印象に残る夏の蒸し暑さ。膨大な知識と論理によって「憑き物」を落としていくという、リアルのみの中から妖怪という装置を解き明かしていく京極堂節の開幕となる記念碑的作品。

はいとーん

はいとーんさん

2位(90点)の評価

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京極堂シリーズの導入となる1冊

この作品は京極夏彦さんの京極堂シリーズの第1作目です。シリーズのどの作品から読んでも問題はないのですが、シリーズ最初の作品としてのインパクトは、申し分ないです!これをまず読んで、そしてラストで待ち受ける結末に衝撃を受けてほしいです。

しおん

しおんさん

1位(100点)の評価

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限定された状況下で起きる事件が、一気に解決される爽快感があります。

一般的に『京極堂シリーズ』と呼ばれるシリーズにおいて、推理小説らしい雰囲気がある本作は、珍しい部類に入るかも知れません。
雪に閉ざされた禅寺で起きる殺人事件と、その背景にある壮大な物語と人間の業が絶妙な配分で描かれており、読者を飽きさせません。
『姑獲鳥の夏』との関連もあり、「この人そういえば」と読み返したくなる配置も見事です。
読後感が何とも言えない作品もある中で、この作品の結末には救いが用意されている点も注目したいところです。

Das Paradies

Das Paradiesさん

2位(95点)の評価

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禅についての知識が深まる

このシリーズ全てに言えることだけれども毎回色んな事象に関する解説を滔々と語ってもらえる。例えば神父と牧師の違いや神話の神様の成り立ち、なぜ人を殺してはいけないのかなんてことまで。今回は禅やら悟りやら決して言葉では理解できないということを学べたのが興味深かったので選ばせて頂きました。学べないこともあることを学びました。

よっぺい

よっぺいさん

3位(90点)の評価

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京極堂シリーズで、最も美しさが描かれた1冊

こちらも京極堂シリーズのなかの1冊ですが、ほかのシリーズの作品とは少し毛色が違うかなと個人的に感じた1冊です。登場人物に女性が多いのも要因の1つかもしれませんが、女性のもつ様々な美しさや狂気、欲望などが静かにけれどはっきりと描かれています。魔性の女性とはこういうことかと感じたいならオススメです。

しおん

しおんさん

3位(70点)の評価

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小雪主演で映画化もされた名作。

四谷怪談を京極夏彦がアレンジ、改編した作品。
それぞれの理由で世間から揶揄されることの多い夫婦の愛の物語。
いわゆる『普通』であることを求めれる時代(江戸時代)に、他とは違う個性を持った二人が、紆余曲折あり惹かれあうストーリー。
最後の最後まで幸せとは何か、を考えさせられる一冊。

wombat_tama

wombat_tamaさん

2位(85点)の評価

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美しい、とにかく美しい。新たな切り口で語られる『四谷怪談』です。

類型的な『四谷怪談』と決定的に違うところは、民谷伊右衛門とお岩との関係です。
それはおどろおどろしく恐ろしい『四谷怪談』とは、まったく解釈が異なるのです。
『巷説百物語』の主人公である又市が狂言回しとして出てきますが、彼の口で語られる二人の関係性は、まるで切ないラブストーリーでも読んでいるかのようです。
互いに互いを思い過ぎてすれ違い、悲劇的な結末へと共に手を取って駆け出していくような物語は、涙なくしては読めませんでした。
ラストシーンは、いつ読み返しても泣いてしまいます。どうして二人で幸せになる道を選ばなかったのか、とつい思ってしま[続きを読む]

Das Paradies

Das Paradiesさん

3位(90点)の評価

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アニメ化、漫画化もされた、現在もシリーズが続いている名作。

時代は江戸、巷の噂を収集するのが趣味の主人公がひょんなことから裏の社会と通じるようになっていくストーリー。
表の社会に生きにくさを感じている主人公が、表と裏のはざまで揺れる心情がリアルに描かれている点が素晴らしい。
世の中の困りごとを、口八丁手八丁で怪異の仕業に見せかけて解決していく、というのがストーリー展開の軸となっていて、
どうにもならない感情の矛先、人の世の悲しさ、のようなものを感じられる一冊。

wombat_tama

wombat_tamaさん

1位(100点)の評価

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勧善懲悪とも言い切れないけれど、何とも魅力的な又市がいます。

京極夏彦氏が直木賞を受賞した『後巷説百物語』のシリーズですが、小悪党が様々な事件を怪奇に見立てて解決していくのが、痛快でもあります。
ただ、京極作品の多くに通底する人の業というものは、本作品でもそこここにちりばめられており、それが深みを与えているように思います。
主人公の又市が、多くの謎を孕んで飄々としているのがまたいいのです。そして先生と呼ばれる語り部の山岡百介は、読者の代わりのように彼らと関わっていきます。
単品でも読めますが、シリーズ全てを読むと、さらに面白い作品です。

Das Paradies

Das Paradiesさん

5位(75点)の評価

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後半の展開が爽快すぎる

短編が連なって展開していくのだが、前半のうちに事件は毎度解決する。そして後半ここからの事件のもう一つの顔が暴かれていくのが毎回毎回楽しみ。主人公が訳のわからないまま巻き込まれて行くのでそこもとても感情移入しやすく読みやすい。

よっぺい

よっぺいさん

5位(75点)の評価

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榎木津礼二郎が堪能出来る

一連の作品のサイドストーリー的な本なので、初めて京極夏彦を読まれる方にはオススメしづらい、いやしたい、もしするならシリーズ全てを是非とも踏破して頂いたその上でこちらをお読み頂いて語り合いたい本です。
メインストーリーでも十二分に存在感を放っている登場人物がさらなるスポットライトを浴びて語られ、快刀乱麻と言っていいのかわかりませんが捜査をしない斬新な探偵が大暴れする作品です。

よっぺい

よっぺいさん

1位(100点)の評価

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巷説百物語、続巷説百物語の後日譚となる作品。

時代は明治に移り、巷説百物語同様、巷の噂を収集する主人公視点で物語は進む。
時代が変わり、周囲の価値観が大きく変わっていく中、取り残されている感覚を味わう主人公。
怪異を信じる人も少なくなり、巷の噂も減ってきた中、主人公は非日常であった裏の社会とのつながりを回顧することが増えていく。
美化されていく過去への逃避、前に進む勇気などが主人公を通して描かれている良作。

wombat_tama

wombat_tamaさん

3位(70点)の評価

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全く異なる事件が収束していく面白さ。

縁もゆかりもないような複数の事件が一つの事件に繋がっていくのがとにかく面白い。
「あ、繋がった!」となった瞬間は、頭の中の霧が晴れたよう。
また過去の作品の人物や出来事も関連し、事態が複雑になればなるほど、それが解明していく時の爽快感が堪らない。

たつき

たつきさん

1位(100点)の評価

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さらに追加で榎木津礼二郎が堪能出来る

捜査をしない探偵榎木津礼二郎のさらなる活躍が見られるまさかの第二弾です。第一弾の内容もかなり濃い目でしたが第二作も失速することなく、探偵は駆け抜けていきます。容姿端麗眉目秀麗頭脳明細傍若無人の向かう所敵なしの探偵がちらりと見せる素顔もご褒美でした。

よっぺい

よっぺいさん

2位(95点)の評価

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京極夏彦が新しい世界に足を踏み入れた実験作

京極夏彦としては珍しく、絵本での作品。
子供向けに不気味さを和らげているのかもと予想して読んでみたら、まさかの絵本にも登場する不気味な京極ワールド。
作画は町田尚子氏なのだが、その絵がさらに恐怖心を掻き立てる。

ゆっきー

ゆっきーさん

4位(85点)の評価

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すっきりしない京極ワールド全開の短編集

単純に読みやすいのが理由としてある。
京極堂シリーズよりも時代は現代で、当たり前の日常の中でネガティブな感情を持った各章の主人公が、最終的には「死ねばいいのに」なんて言ってしまう後味の悪い物語。
死ねばいいのにと言った後何かが起こるわけでもないが、そこが後味の悪さを際立たせる一冊。

ゆっきー

ゆっきーさん

2位(95点)の評価

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タイトルからすでに驚愕の1冊

タイトルのインパクトももちろんですが、内容も含めて読了後の衝撃は忘れられない1冊です。1人の女性の死をめぐって彼女に関わる登場人物たちの話を聞いていくというストーリーなのですが、その単純さを甘くみてはいけない1冊です。心をえぐられるような、なんとも言えない感覚を味わって、人生を振り返るきっかけになるかもしれない本です。

しおん

しおんさん

2位(85点)の評価

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ひたすら考えさせられる。

読み進めれば読み進めるほど気分が重く、もやもやした気分になっていく。
誰もかれもが文句ばかり。だけどそれがとても人間らしい。
読んでいる最中も読み終わったあとも「人間ってなんだろう」とひたすら考えさせられる。

たつき

たつきさん

3位(75点)の評価

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虚実妖怪百物語 序/破/急

「総動員」
この言葉がぴったりの小説。
妖怪界の著名な作家が実名で登場するこの作品は、現代の世界に妖怪が突然現れる内容。
怪奇現象とも言える事件や、妖怪による殺人事件なども見どころのストーリーで、全3巻となる。
水木しげるや荒俣宏など様々な作家が登場するので興奮した思い出がある。
是非一度読んでいただきたいのだが、お試し程度で読むとどんどん続きが気になるので、全巻セットもしくは一冊に纏まったものもあるのでそちらをお勧めする。

ゆっきー

ゆっきーさん

5位(70点)の評価

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いつもと違う京極夏彦を読みたいなら、これです!


豆腐を持っている以外は、特に何をするわけでも無い「豆腐小僧」という妖怪が主人公です。
深田恭子さんを豆腐小僧の声優として起用した、アニメ作品もあります。そちらも大変に可愛らしく、「そうそう、豆腐小僧ってこんな感じ!」と思わせてくれる良作でした。
いつも陰鬱な印象のある京極夏彦作品において、この作品は特殊とも言えます。
とにかく可愛い! 色々な妖怪と出会い、成長し、けれど本質は変わらない(妖怪ですので変われないのですが)点が良いのです。
ほんわかしたい気分の時に読みたくなる一冊です。

Das Paradies

Das Paradiesさん

4位(85点)の評価

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とにかく可愛い。

京極さんの小説は妖怪が出てくるものが多いけれど、その中でただただ可愛い。
笑ってみたりほんわかしてみたり、豆腐小僧の在り方に和まさせられる。
そんな可愛い豆腐小僧の成長を見守るような、それでいて考えさせる部分もある。

たつき

たつきさん

2位(90点)の評価

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一般公募。

百鬼夜行シリーズによって確固たる地位を築きつつあった京極夏彦が少年少女を主人公として、物語の設定をなんと読者から公募し、SF小説を書くという意欲的な試み。それまでの作風から、自己内で完結しただ黙々と堅く小説を生み出していく職人肌のタイプかとも思われていた京極夏彦ですが、全然そうではなかったということを広く知らしめたという点でも面白い。

はいとーん

はいとーんさん

3位(75点)の評価

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