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2位大統領の執事の涙
引用元: Amazon
『大統領の執事の涙』(だいとうりょうのしつじのなみだ、Lee Daniels' The Butler)は、リー・ダニエルズ監督、ダニー・ストロング脚本、アンサンブルキャストによる2013年のアメリカ合衆国の歴史ドラマ映画である。ユージン・アレンの実生活に触発を受けた内容となっており、フォレスト・ウィテカー演じるアフリカ系アメリカ人のホワイトハウスバトラー(執事)のセシル・ゲインズの視点で彼の34年の任期中に起こった20世紀の事件が描かれる。2011年に亡くなったローラ・ジスキンが最後にプロデュースした作品である。 アメリカ合衆国ではワインスタイン・カンパニー配給で2013年8月16日に封切られて、高評価を得て、製作費3000万ドルに対し、世界興行収入は1億3000万ドルを超えた。
黒人執事の生涯を通して、アメリカの歴史を知る。
本作は第二次大戦後からオバマ大統領の誕生までのアメリカを、黒人執事という視点から知ることができる。また、Black Lives Matter運動への理解が深めることができた。黒人が、白人に見せる顔と本来の自分を器用に使い分けることは、当時は当然のことだった。それが、主人公セシルを父として執事として成功させることになる。時代の変化に伴い、社会やセシルの価値観も変わっていく様が、わかりやすく描かれているところも評価のポイント。
3位ゼロ・ダーク・サーティ
鋭い推理と、強い信念が正義を導く
周りに反対されながらも、自分の推論を貫き、ウサマビンラディンの暗殺にまで携わった信念の強さに感動した。私はウサマビンラディンの暗殺が正義かどうか判断しかねるが、当時のアメリカはそれを正義と捉え、様々な手法で暗殺までこぎつける泥臭い過程が映画を通して知ることができる。ウサマビンラディンの特定に到るまでに払った多くの犠牲が、主人公マヤのモチベーションとなっており、その信念の強さに感動した。
テンポの良いコメディでひねりが効いている
ドリスのずば抜けた明るさと、ウィットが映画の展開をスピードアップさせている。そこに、フィリップのシニカルなツッコミがたまらない。ブラックジョークの応酬には声をあげて笑ってしまった。フィリップは首から下が麻痺している障がい者だが、本人もそれを受け入れており、決して悲観的ではない。むしろ自信をネタにするほどなのは、尊敬してしまう。ドリスもいい意味で能天気で、決してフィリップを哀れんだりしていないところが最強のふたりを作っていると感じた。