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かっこいい男の姿にシビれる
出光興産の創業者と出光興産をモデルにしたすごいパワーを持った経営社によって大企業がつくられていく様子が描かれたストーリー。戦後の絶望の中で、強い信念を持った社長と、その信念についていく社員たちのスケールのでかさ、成し遂げる心、実際に成し遂げてしまう行動力に、誰でも胸が熱くなると思います。自分なんてまだまだ頑張ってもいないと思わせてくれる小説。
3位のぼうの城(小説)
引用元: Amazon
『のぼうの城』(のぼうのしろ)は、和田竜による日本の歴史小説。 和田竜の小説家デビュー作であり、第29回城戸賞(2003年)を受賞した脚本『忍ぶの城』を、映画作品を前提としたノベライズとして自ら執筆したものである。表紙イラストはオノ・ナツメが担当している。
人間力、団結力ってすごい
湖に囲まれて、農民たちが中心に暮らす小さな城の領主は、闘いや戦略の才能が全くなく、できのぼうを略して「のぼう様」と呼ばれるような人物。そんな小さな城を、豊富秀吉の命を受けた石田三成の大群に攻められながらなんとか守りぬくというストーリー。強かったり、頭がよかったりでなく、とにかく優しくて人思いなトップがいれば、下は団結しものすごい力を発揮するというのが、ずっとワクワクしてどんどん読み進められる文章で描かれていて、とても読み応えがある作品。
登場人物のセリフが最高
伊坂幸太郎さんの流れるように自然に入ってくる文章、ワクワクするミステリーで伏線を回収しながら最後はスッキリするストーリーはこの小説も同様に最高。伊坂幸太郎の中でもこの小説が最高なのは、登場人物のセリフ。読んだ方にはわかると思いますが、特に「お前は俺に似て嘘をつくのが下手だ」というセリフは今まで小説を読んできた中で一番泣いたセリフです。