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Twitterでシェアまえがき
吉原の世界観と、壮絶ながらも不自由な時代を生き抜いてる花魁の人生観が好きすぎて、色々観てます。
ランキング結果
ポップ代表
2007年に公開された、土屋アンナ主演の『さくらん』。安野モヨコさんの名作漫画を蜷川実花監督が映画化、主題歌や挿入歌といった音楽全般を椎名林檎が担当している神作です。これでもか、というくらい豪華。
『吉原炎上』は製作年からもわかるとおり結構昔の作品なのと、時代劇寄りでかなりリアリティがあって重いですが、ポップで煌びやかな花魁が見たい!という人にはこちらがおすすめです。
舞台は遊郭なので設定はそれなりに重く、R-12指定でもあるのですが、勝気な土屋アンナでかなり緩和されてるw
あと、ハゲ(武士のちょんまげ)も似合う安藤政信のかっこよさや、ニナミカが創り出す圧倒的世界観で申し分ないです。
ちなみに、エキストラに原作者のモヨコ先生と、夫の庵野さんが夫婦で出演しているというとんでもない世界線。
3位花宵道中(映画)
安達祐実の、安達祐実による、安達祐実ファンのための映画
2014年に公開された、安達祐実主演の『花宵道中』。宮木あや子さんの官能小説原作の映画で、言わずと知れた安達祐実が20年ぶりに映画主演を務めた記念すべき作品でもあります。
『家なき子』から20年ってカウントするのwという面白さもあって、そりゃ等身的に成長してる、てか32歳……!という驚きと期待と疑問が入り混じる感情になるのですが、なんかもうすごい。(語彙)
老いとか劣化とかとは無縁過ぎて、もはや人間じゃないレベルでした。
美しい。きれいとかわいいが共存してるとはまさにこのこと。
でも、濡れ場のシーンは観てはいけないものを観ているような感覚w
金字塔
1987年に公開された、名取裕子主演の『吉原炎上』。花魁が題材の映画は有名なもので3~4作程度とかなり少なく、中でもこの作品が初めて花魁をテーマに取り上げた先駆け的な作品ということもあって、圧倒的トップに君臨しています。
ちなみに、翌年には同じく名取裕子主演で舞台化もされており、2007年には観月ありさ主演でテレビドラマ化。
吉原遊郭に生きた5人の花魁の悲喜が描かれているのですが、名取さん以外にもかたせ梨乃、藤真利子、西川峰子、二宮さよ子と錚々たるメンバーが揃っていて、作品の世界観がもうすごい。当時全盛期のこれらの女優さんたちが惜しげもなくヌードとか出してるのもすごい!(語彙)
各章でみんな壮絶な最期を迎えるのですが、中でもマダム世代で一番好きなかたせ梨乃さんがメインヒロインの冬の章は最終章ということで見逃せません。
見どころは多数あれど、爆風によるあの名取裕子さんの顔面の肉の揺れが堪能できる名シーンが含まれているのもこの章。
吉原の美しくも壮絶で儚い世界観を味わいたいなら絶対に抑えておきたい作品です。
次世代に紡いでいってもらいたい。