みんなのランキング

オカザキさんの「宗田理の書籍ランキング」

0 0
更新日: 2020/11/05

ランキング結果をSNSでシェアしよう

Twitterでシェア

ランキング結果

1ぼくらの七日間戦争(小説)

ぼくらの七日間戦争(小説)

引用元: Amazon

1学期の終業式の日のことである。東京下町の中学校の菊地英治ら1年2組の男子生徒達が突如行方不明となる。親たちは懸命に英治らを探すが全く見つからない。実は英治らは、荒川河川敷の廃工場に立てこもって、外にいる橋口純子ら女子生徒と、FM発信機で外にFMラジオを送信する係の谷本聡と協力し、廃工場を日本大学全学共闘会議をまねた「解放区」とし、校則で抑圧する教師や勉強を押し付ける親に対し、反旗を翻していたのだ。だが、1年2組の男子生徒の柿沼直樹は、それに参加する前に誘拐されてしまった。英治たちは廃工場で出会った老人・瀬川卓蔵と共に彼を救出しに奮闘すると同時に、突入してきた教師に様々な仕掛けで対抗する…。

子どもと大人の戦いを描いた奇想天外な面白さ。

大人の世界と闘う子供たちの痛快なストーリー。

ぼくらの七日間戦争の続編ですが、中学生が大人の醜い世界に対して痛烈なパンチを食らわせるストーリー展開が面白いです。つぶれかけた幼稚園を老稚園にするアイデアや、殺人事件を巡って暴力団と闘うなど活劇調で一気に読めます。

戦争の悲惨さを教えてくれるタイムスリップもの。

太平洋戦争真っ最中の世の中へタイプスリップする中学生たちの破天荒な面白さ。面白さの中に戦争の残酷さが描かれており、ぼくらシリーズの面白さを堪能しながら戦争悪への批判が込められている点が凄いです。大人が読んでも戦争の悲惨さを改めて感じることができる小説です。

このランキングに共感できましたか?

総合ランキングをみる