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ぽちゃこさんの「乙一の書籍ランキング」

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更新日: 2021/02/11

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ランキング結果

圧倒的に好き。

これは私の物語なのか?と初めて読んだときに衝撃を受けた作品です。
主人公は、自分の内面にある、猟奇事件に惹かれる異常性や、他人への極めて冷静な考え方などを完璧に内に閉じ込めて、普通の人、の皮をかぶっているところに強く惹かれました。笑ってるのに、中身は1ミリも笑ってない。彼が心底笑みを浮かべるのは、猟奇事件に関わった時だけ。だけど決して悪人なわけではないんです。
綺麗で、優しいものだけに惹かれるのが人間じゃないよねと、内心尖っていた10代だった私をとても癒やしてくれた作品です。

白乙一と呼ばれる純愛に涙

はじめは、主人公に訪れる不思議な現象を、胸ときめかせながら読み進めていました。そして最後は、これぞ白乙一作品!!と言うべき涙涙のエンディングへ。
乙一さんの凄いところは、奇想天外なストーリーを思いつくところもそうなんですが、それを圧倒的な文章構成力でグイグイ読者を物語に引き込んでいくところです。
きみにしか聞こえない。も、ありえない話!とならずに、読後、切ないながらもこんな恋がしてみたい…と必ず思えるところが大好きです。

3ZOO 1

ZOO 1

引用元: Amazon

『ZOO』(ズー)は、乙一の2002年の短編小説。また、それを表題とする短編集。集英社から単行本(ISBN 4087745341)、文庫(ZOO1、ZOO2)がそれぞれ刊行されている。 2005年には「カザリとヨーコ」「SEVEN ROOMS」「SO-far そ・ふぁー」「陽だまりの詩」「ZOO」の五編が映画化された。

いろんな味が詰まった飴のBOXみたいな短編集

Zooは、怖い、グロい、悲しい、面白い、色んな感情が次々味わえる短編集です。
私は特に「SEVEN ROOMS」「SO-far そ・ふぁー」が衝撃を受けました。もう初めて読んでから何年も経つのに、いまだに時々思い出します。自分だったらどうしよう、どうしただろうって。
読んだことない人、絶対刺さる作品が見つかると思うので(トラウマになるかも知れませんが…)ぜひ読んでほしいです!

優しく悲しく、そして怖ろしさがたまりません

文庫の表紙がまず好きです。少女と青年の美しく哀しい話。それだけ書くと何だか陳腐なストーリーに思いますが、ぜひ読んでほしい。
ちょっと怖いけど、一条ゆかりとかの大人っぽい少女漫画が好きな人には特にお薦めです!

5夏と花火と私の死体

夏と花火と私の死体

引用元: Amazon

『夏と花火と私の死体』(なつとはなびとわたしのしたい)は、乙一のホラー小説。ジャンプ ジェイ ブックスから刊行、イラストは幡地英明。後に集英社文庫。本作は、乙一のデビュー作。執筆当時、作者は久留米工業高等専門学校に在籍し、16歳であった。作品の世界観に地元福岡の風景を用いたが「昭和の風景がよく書かれている。」と評価された。第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞(集英社)を受賞。文庫本の小説には『優子』も収録されている。

デビュー作とは思えない完成度の高さがすごい!

初めて読んだ乙一作品がこれだったので、いまでも強く印象に残ってます。
軽快な語り手の口調と裏腹のダークな世界がすごいデビュー作です!

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