みんなのランキング

fuwatoさんの「村上春樹の書籍ランキング」

3 0
更新日: 2020/03/22

ランキング結果をSNSでシェアしよう

Twitterでシェア

ランキング結果

1ノルウェイの森(小説)

ノルウェイの森(小説)

引用元: Amazon

『ノルウェイの森』(ノルウェイのもり)は、村上春樹の5作目の長編小説。 2010年にトラン・アン・ユン監督により映画化された。1987年9月4日、講談社から書き下ろし作品として上下二分冊で刊行された。

村上春樹氏が「恋愛小説」と言い切った作品はこれだけ

「恋愛小説」と作者は言い切りますが、村上作品の根底には「喪失」が重低音として流れています。
恋愛においての喪失、死、失われゆくもの、実際に失われたもの、興味深いテーマです。
私個人、大学の卒業論文のテーマに選んだ作品で、色々な意味で「青春」が詰まった作品だと思います。

2神の子どもたちはみな踊る(小説)

神の子どもたちはみな踊る(小説)

引用元: Amazon

『神の子どもたちはみな踊る』(かみのこどもたちはみなおどる)は、村上春樹の連作短編小説集。

「震災」がテーマとして根底にあるせいか一遍一遍の物語の力を感じる短編集

短編を書くのが好きだ、と村上氏はインタビューで公言されていて、私たちはこれまでも短編作品を堪能してきた。
しかしこの短編集は帯にもある通り、短編集でありながら「著者初の連作小説」であり、3.11を共有する日本人へとそれは連なっている。
六篇の短編小説が、あの日のノンフィクションをどのように凌駕するのか。

3ねじまき鳥クロニクル

ねじまき鳥クロニクル

引用元: Amazon

『ねじまき鳥クロニクル』(ねじまきどりクロニクル)は、村上春樹の8作目の長編小説。

戦争をどう描くか


村上氏が戦争をどのように物語として切り取るのか。
資料として、歴史として、スクリーンを眺めるように私たちは教科書越しに知るばかりの「戦争」。
自分の人生と「戦争」が肉薄したとき、自分ならどう知るのだろうか。

41Q84 BOOK1(4月−6月)

1Q84 BOOK1(4月−6月)

引用元: Amazon

『1Q84』(いちきゅうはちよん)は、村上春樹の12作目の長編小説。 執筆の動機として、ジョージ・オーウェルの近未来小説『1984年』を土台に、近過去の小説を書きたいと以前から思っていたが、それとは別に、地下鉄サリン事件について『アンダーグラウンド』と『約束された場所で』に書いた後も、裁判の傍聴を続け、事件で一番多い8人を殺し逃亡した、林泰男死刑囚に強い関心を持ち、「ごく普通の、犯罪者性人格でもない人間がいろんな流れのままに重い罪を犯し、気がついたときにはいつ命が奪われるかわからない死刑囚になっていた——そんな月の裏側に一人残されていたような恐怖」の意味を自分のことのように想像しながら何年も考え続けたことが出発点となった。

このパラレルワールドがすごい!

ある世界とある世界が交互に現れる小説空間。
この手法もとてもお上手ですが、1Q84は完成形と呼ばれてもいいのではないでしょうか。
主役の男女がいかにして同じ世界で出会うのか。
しかし私たちが生きている「現時点」さえ疑わしくなる。

5海辺のカフカ

海辺のカフカ

引用元: Amazon

『海辺のカフカ』(うみべのカフカ)は、村上春樹の10作目の長編小説。 ギリシア悲劇と日本の古典文学を下敷きにした長編小説であり、フランツ・カフカの思想的影響のもとギリシア悲劇のエディプス王の物語と、『源氏物語』や『雨月物語』などの日本の古典小説が物語の各所で用いられている。20代後半から30代前半の主人公が多い村上小説にしては珍しく、15歳の少年「僕」が主人公で、不思議な世界を自ら行き来しながら、心の成長を遂げていく物語である。また本作は『ねじまき鳥クロニクル』からの暴力、戦争といったテーマが引き継がれており、生々しい残虐なシーンも同様に登場する。

父親殺しを描き、母を求める

主人公の両親が描かれることの少ない、父性と母性の影響力が少ない作品の中で、そこに真っ向から立ち向かっている感じなのに、難しくて歯が立たない。
だからこの扉をまた知りたくてノックしてしまう感じ。
14歳の息子に読後、感想を求めたら「エロ小説だった」と一言・・・。それでもいいと思う。

このランキングに共感できましたか?

総合ランキングをみる