1分でわかる「村上春樹」
ノーベル賞に一番近い小説家「村上春樹」
村上春樹は京都府京都市出身の小説家・文学翻訳家。毎年、ノーベル賞の最有力候補として話題になることでも知られてます。代表作としては1987年発表の「ノルウェイの森」が1000万部を売るベストセラーとなり、これをきっかけに村上春樹ブームが起きました。彼の作品は海外でも高く評価されています。
「村上春樹」の受賞歴
1979年にデビュー作である「風の歌を聴け」で『群像新人文学賞』を獲得し、2006年にはカフカの作品のように芸術的に優れた文学作品が選ばれる『フランツ・カフカ賞』をアジア圏で初めて受賞しました。そして、2009年に出版した長編小説「1Q84」では『毎日出版文化賞』を受賞し、スペイン政府からも『スペイン芸術文学勲章』が授与されました。それ以外にも数々の賞を獲得している、日本が世界に誇る小説家の一人です。
すごいとしか言いようがない
この小説で初めて村上春樹さんの小説を読んだのですが、こんなものを書ける人がいるのかと驚きしかなかったです。
特別難しい言葉が出てくるわけでもないので文章としては読みやすいのですが、物語の全貌を理解するのにかなり時間がかかりました。
でもそれを理解するために何回も読んでしまうぐらい面白かったです。
1巻と2巻での伏線めいたものを3巻で回収していくのも、何回も読む要素につながりました。
ナハマジャさん
1位(100点)の評価
2つのストーリーの奇妙な並行進行で飽きない
男性、女性それぞれのストーリーが交互に書かれている。
男性だけ読んでると共感が足りない。けど、女性だけだと新鮮な情報がない。両方一緒なら12冊もさらっと読める。
ちなみに、私の好きな人がこれ読んでたので、話を合わせたくて読み始めたら、私のほうが先に読み終えちゃうという逸話付き。
すずめさん
2位(85点)の評価
読みやすい村上ワールド
比喩表現やモノローグばかりだったそれまでの作品に比べ、明らかに大衆を意識してわかりやすく書いています。
しかし、いつの間にかファンタジーに迷い込んでいる展開、血生臭さも感じる村上ワールドは健在です。
主人公とヒロインの物語は別々で進行していきますが、最接近するシーンではドキドキしました。
はなのまいさん
5位(70点)の評価