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1位風の歌を聴け(小説)
引用元: Amazon
『風の歌を聴け』 (かぜのうたをきけ) は、村上春樹の1作目の長編小説。 タイトルは、トルーマン・カポーティの短編小説 "Shut a Final Door" (「最後のドアを閉じろ」)の最後の一行「Think of nothing things, think of wind」から取られた。
読みやすく万人向けの作品集
本作は短編というよりも掌編(※短編よりも短い話)が多く収録された作品集になっています。全体的にファンタジーの色が濃く、読みやすいのが特徴です。村上春樹作品の中ではやや異質の作品集に位置すると思いますが、それでも作者の色は出ているため、村上ワールドを堪能できます。個人的に初めて村上作品を読もうと思っている人に薦めたくなる作品です。作品集の中で最も好きな作品であるため、2位に選びました。
3位1973年のピンボール
引用元: Amazon
『1973年のピンボール』 (せんきゅうひゃくななじゅうさんねんのピンボール) は、村上春樹の2作目の長編小説。
虚無感にあふれる鼠と「僕」の行く先
この作品は、1位で紹介した『風の歌を聴け』の続編です。本作では鼠と『僕』のそれぞれの人生が描かれています。前作よりも虚無感を色濃くしたその物語は、読むと胸が締め付けられます。この作品も何度も読み返すほど好きなため3位に選びました。これを気に入った方は続編の『羊をめぐる冒険』もおすすめです。
若々しい感性で書かれた村上春樹の原点
村上春樹が20代の頃に書いたこの作品は、若々しくみずみずしい感性に彩られた作品になっています。鼠と「僕」の距離間やノスタルジックな雰囲気は、他のどの作品にもなく、この作品でしか味わえません。個人的に何度も読み返すほど好きな作品であるため1位に選びました。