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2位燃えよ剣(小説)
引用元: Amazon
『燃えよ剣』(もえよけん)は、司馬遼太郎の歴史小説。組織作りの異才をもって幕末最強の武装集団を作り上げた、新選組副長・土方歳三の生涯を描く。『週刊文春』誌上で、1962年(昭和37年)11月から1964年(昭和39年)3月にかけて連載、文藝春秋新社から1964年(昭和39年)3月に刊行された。司馬の代表作の一つとして広く知られ、テレビドラマ・劇場映画・舞台など様々なメディアに翻案されている。
全く興味の無かった新撰組に魅入らせた作品なので。
新撰組は、下克上を夢見る野心家の集まりでエピソードも立ち回りも泥臭く野蛮で、幕府の傭兵軍団のようなもの。勝てば官軍とはよく言ったもので、子供の頃から変わらない印象でしたが、この作品を読んで隊員の人間らしさに、違う側面もあったろう、と気付けました。
大贔屓、長州藩が舞台なので。
幕末の尊王側に興味を持つと、推しの志士、ひいては属する藩にも関心が広がります。これは長州藩の破天荒な良家の坊っちゃま、高杉晋作と松蔭先生の師弟関係のエピソードが満載です。先生側、高杉側と分かれており、情感豊かな歴史舞台裏として読み応えもあるので。
司馬遼太郎さんの竜馬像が良い。
脳内だけが血気盛んな中学時代に読みました。日本の大改革、時代の流転と心が踊る展開に一気に全巻読めました。幼少期がダメダメな主人公に自分でも何か革命が起こせるのではないか、と将来への希望も持てました。人生を変えそうな作品には、そうそう出会えません。