1分でわかる「村上龍」
デビュー作で芥川賞を獲得した「村上龍」
1952年生まれ、長崎県出身の「村上龍」。1976年デビュー作の『限りなく透明に近いブルー』で芥川賞を受賞します。この作品を書いた当時は、美術大学のデザイン科に籍を置く大学生でした。さらに1980年孤児を描いた『コインロッカー・ベイビーズ』、自伝的な作品の『69 sixty nine』などの作品を発表します。2005年には北朝鮮コマンドに侵攻された福岡を舞台に描かれた『半島を出よ』を発表し、話題になりました。他にも若者とおばさんの殺し合いを描いた『昭和歌謡大全集』や中学生に向けて書いた『13歳のハローワーク』、庵野秀明によって映画化された『ラブ&ポップ』など多くの名作を世に送り出します。
村上龍の高校時代
村上龍は高校時代、ロックバンドでドラムを担当していました。しかしバンドは解散して、ラグビー部に入部しますが過酷な練習のため退部。新聞部に入部します。そして3年生の夏、「想像力が権力を奪う」という言葉を掲げ、屋上を仲間と共にバリケード封鎖し、無期限の謹慎処分にあいました。