1分でわかる「池井戸潤」
元銀行員の小説家・池井戸潤
作家・池井戸潤は、1963年生まれ、岐阜県出身。元銀行員の経験を生かし、金融界や経済界を舞台にした小説・書籍を数多く執筆しています。銀行を舞台にした「半沢直樹シリーズ」、弱小企業野球部の救済を描く「ルーズヴェルト・ゲーム」、企業の不正をテーマにした社会派小説「空飛ぶタイヤ」「七つの会議」、政治と若者の就職難をテーマにした「民王」、テレビドラマ化もされている「花咲舞シリーズ」など、幅広いジャンルの作品で人気を集めています。
池井戸潤の受賞歴
1998年「果つる底なき」で『第44回江戸川乱歩賞』を受賞し、中堅ゼネコンを舞台とした2009年出版の「鉄の骨」では『第31回吉川英治文学新人賞』を受賞。さらに、中小企業を舞台としテレビドラマ化もされた「下町ロケット」(2010年出版)で『第145回直木三十五賞』を受賞するなど、数々の賞を獲得しています。
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めちゃくちゃ勇気もらえます!
確かな技術力をもつ町工場が権力に屈さずに大企業に立ち向かう姿から勇気をもらいました。リアリティのある世界観と不利な状況をさまざまな手段で切り抜ける主人公を終始応援したくなるし、自分自身も奮い立ちます。チームで勝利をつかんでいく、サラリーマンの青春を描いているといっても過言ではないです。スカッとする読後感も最高です!
TARSさん
1位(100点)の評価
父の残した工場経営を引き継いだ技術者の新製品開発サクセスストーリーに感動した。
少し誇張気味のようにも思えましたが、特殊な技能や社員の団結力などにより、中小企業だからこそ発揮できる製造力と、その産物として生み出される他の追随を許さない新製品開発ストーリーを、同じ技術者として新製品を開発していた若かりし頃の自分と重ね合わせながら読んでいました。
ロケットエンジンの主要部品開発がメインでしたが、個人的には「ガウディ計画」の(確か)心臓人工弁の開発ストーリーが、私の家の近所の繊維メーカーが題材になっているため、シリーズの中で最も好きなテーマです。
Ted0513さん
1位(100点)の評価
下町から宇宙へ
下町工場の技術力は高く、その製品は世界中の一流企業の部品として使われているというのはテレビの特集などでもよく知られていますが、そうしたエピソードをフィクションとして小説化した作品。
池井戸潤らしい細かな取材の上に成り立っているカタルシスが良いです。
はいとーんさん
1位(100点)の評価