1分でわかる「三島由紀夫」
文学界や政治運動に多大な影響を与えた「三島由紀夫」
三島由紀夫は1925年生まれの作家。執筆作品の数々はノーベル文学賞の候補になったほどで、日本のみならず世界中の文学者や文学愛好家にも認められた天才作家です。’’世界の百人(Esquire誌)‘’に選ばれた初の日本人であり、国際放送されたテレビ番組に初めて出演した日本人としても有名。また、"皇国主義"の思想を持っており、随筆活動のほかに評論家や政治家としても活動。1970年にクーデターを促す演説をしたのち割腹自決し、この世を去りました。この出来事は高度成長期の繁栄に沸いていた日本を震撼させ、新右翼が生まれるなど、国内の政治運動に大きな影響を及ぼしました。
三島由紀夫の受賞歴
古代アジアの『ダフニスとクロエ』から着想した「潮騒」が1954年に第1回新潮社文学賞を、日本文学を代表する傑作の一つである「金閣寺」が1956年に第8回読売文学賞を獲得するなど、三島由紀夫にはいくつもの受賞歴があります。さらに1964年には、三島由紀夫本人が「ぼくにとつて、最近五、六年の総決算をなす作品」と位置づけている「絹と明察」が、第6回毎日芸術賞の文学部門賞を受賞しました。
名前とは裏腹に道徳的である
ユニークでウィットに飛んだ会話。ああ、この人は本当に頭が良くて、それでいてよく機転がきいて愉快で。
クスッと笑えるところもあって素敵な作品です。
おそらさん
2位(95点)の評価